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こや「は?じゃあ、俺読むわ」
小柳くんへ
君は本当に目力がエグくて怖いです
でも初めて会った日の2人になった時
気を遣って優しい言葉で話しかけてくれました。
ぶっきらぼうだったけどね。
でも、その自然な気遣いが
年下のくせにお兄ちゃんみたいで
本当は優しい子なんだなって思いました。
だから
夕闇のみんなは小柳くんについて行ってるんだなって。
どしっと構えてブレないでいるのって大変だと
思うけど愚痴ぐらい聞くよ?
私が死んだら小柳くんには
笑ってバカにしてもらいたいかな?
「この本みたいに本当に先に死にやがったわ!」って。
そして夕闇くん達を後ろで構えて見守ってね
【写真:文句を言いつつも荷物を
持ってくれる小柳くんの背中】
岡崎合宿初日の公園を思い出します。
口は悪くても優しいの知ってんだから
こや「クソ女が!!!」
にち「それ読んでその言葉は出ないって笑」
千葉「うるんでない?」
とも「それは言っちゃだめ」
こや「うるせ。はい、ともやん」
ともへ
第一印象は無言でしかめっ面で、てつやに
わたしの事嫌ってると思うって言ったくらい
嫌そうな?顔してたね
いま思えば私がどんな人間なのか観察してたのかな?
夏合宿で1番喋らなかったのに
お酒での失態をからかわれたり
本当に嫌な奴だなとか思ってたけど、
話してみたら分かりづらいだけで
一生懸命に人の気持ちを読み取ろうとしてる人で
誤解してたんだなって思ったよ。
恋愛に興味なかった私が、
ともの何に感情が動いたのか今でも分からないけど、
今思っているのはこんなにも真面目で
人のことを真っ直ぐに想える人に好かれて、
私は幸せ者だと言うことです。
私が死んだら誰よりも悲しんで欲しい。
でもそれは自分本位な気持ちで、
本当は誰よりも笑っててほしい。幸せになってほしい。
早く立ち直って他の誰かと幸せになるでもいい。
どんな形であれ、あなたの幸せが私の幸せです。
【写真:初めてのデートで撮った
水族館でのツーショット(※暫定)】
ともとの写真だけは悩み続けました。
だから、これから死ぬまでの間に、
たくさんの思い出と写真を撮りたいと思ってます。
とも「だめだ(号泣)」
こや「こわいこわい、泣きすぎ」
にち「はいティッシュ」
とも「もう無理。岡崎行っていい?」
こや「すぐ岡崎行こうとするやん」
千葉「あとは夕闇宛て?」
にち「そうだね」
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作者名:さくま | 作成日時:2021年9月16日 12時