検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:37,849 hit

29_ ページ29

◆ともやんside

兄さんたちの計らいでまゆちゃんと2人で買い出し。
コンビニで買い物を済ませてしまい、家までのちょっとした距離しかないのに
俺とまゆちゃんの距離は少し空いててチャンスを物に出来てない…


沈黙を破ってくれたのは、恥ずかしながらもまゆちゃんで…
俺は、なにやってんだか…


まゆ「…買い出し、押し付けちゃってごめんね」

とも「いや、全然それくらい。みんな酔ってたし…」

まゆ「にっちの方が酔ってなかったから適任だったよね」


やっと2人きりで話せると思ってたら
まゆちゃんの口からにっちの名前…
…ああ、俺は、やっぱり嫉妬してる…
なのに出てくる言葉は女々しくて…


とも「…にっちの方が良かった?」

まゆ「…いや、そういう意味で言ったわけじゃ…」


だめだ、こんなでは…家まで少ししか無い…
チャンスなんだから、はっきり言わないと…


とも「俺はまゆちゃんと2人っきりにやっとなれたのにって思ってるよ」

まゆ「…?」

とも「…このたったの数日だから説得力無いかもだけど…まゆちゃんのこと気になってる。」

まゆ「…気になる?とは?」

とも「…だから、まゆちゃんのこと…良いかもって。」

まゆ「…わたしも、ともやんの事いい後輩だな、って思ってるよ…」

とも「ちがう!」


ってとっさにまゆちゃんの手を握ってしまって…


とも「俺はまゆちゃんのこと、いい先輩なんて思ってない!…というか、女の子として見てるというか…」

まゆ「?」

とも「…だから!!…恋愛感情として、好き…。
…正直言うと、にっちと話してるのも嫉妬した!千葉に世話焼いてるのも、こやと仲良く笑ってるのも羨ましいって。

…だから、お友達からで良いんで…
後輩じゃなくて男として見てよ…」


ふとまゆちゃんを見ると、暗闇で見えないけど、顔を真っ赤にして俯いてた


とも「…いきなりごめん。忘れていいよ…」


ああ、やらかしちゃったなあ…


まゆ「…だめ!忘れない!
こんな感情分かんないんだけど…
わたしもともやんの事…好きなのかも…」

とも「え?」

まゆ「…いま、すごく嬉しい…
分かんないけど…わたし、ともやんの事、好きなのかな?」

30_→←28_



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.8/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
96人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - ちーさん» コメントありがとうございます!すごく励みになります!良かったらこれからも宜しくお願いします( *^皿^) (2021年8月23日 19時) (レス) id: 44efe5c53b (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - ワチャワチャした感じがすごく伝わってきて楽しく読ませて頂きました!応援してます! (2021年8月20日 14時) (レス) id: 2969cff066 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さくま | 作成日時:2021年8月15日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。