幸せにするね！

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まゆside

フロントで会って、
全然分かんなかった、の言葉だけで車に移動…

オシャレ好きなともやんには、好みじゃなかったのかな
私が思うみたいにやっぱり似合ってなかったのかな？って
ともやんの背中を追いかける。

てつやが変に喜んでくれて、
私も乗せられて舞い上がってたのかな…


とも「助手席にどうぞ」


心なしか他人行儀に思えてさらに悲しくなった


まゆ「…お邪魔します…」


運転席に乗り込んだともやんは無言で


まゆ「…なんかごめんね、
帰った方が良いなら帰るから言ってね」


返事はなく、俯いてる？
期待外れだったのかな？
舞い上がってた自分をぶん殴りたい気分


まゆ「…ごめんね、キャラじゃなさすぎるよね…帰るわ」


ってドアノブに手をかけたら止められた


とも「ちょっと待って」

まゆ「なに。黙ってたと思ったらいきなり。
キャラじゃない服装で似合ってなかったんでしょ。
隣歩きたくないとか？」

とも「…ちがう。いつもと違いすぎて…」

まゆ「似合ってないでしょ。
舞い上がりすぎてたよね、」

とも「ちがう。
似合いすぎててどうしたら良いかわからん」

まゆ「…？」

とも「だから！いつもみたいなラフな格好で来ると思ってたの、意識されてないし。地元で遊びに行く感覚くらいだと…そしたら、なに？がっつり女の子じゃん。急に緊張するじゃん。そんな可愛い格好するなら予告しといてよ。心臓もたないって」


◆ともやんside


正直、違う人に話しかけられたと思った。
あ、綺麗なお姉さんだ、って思ったらまゆちゃんで
もうそこからはあまり覚えてない。

今気づいた。
昨日のてつやくんからの謎のラインの意味。
「びっくりするから心して会え」って…


まゆ「おお…なんかごめん」

とも「ちょっとあと30分は必要」

まゆ「ながー」

とも「もう笑ったりしないで。追撃される」

まゆ「なにそれ。…喜んでくれてるってことでいいの？」

とも「もうその姿見れただけで満足ってくらい喜んでる」

まゆ「よかった！てつやに乗せられるだけ乗せられて、舞い上がってたからさ」

とも「はあ、もう無理。可愛すぎ」

まゆ「…ちょっとこれ以上言わないで。恥ずかしすぎる」


もうデートにこじつけられてよかった
もうてつやくんありがとうございます…！！

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