【続々】東海男子×関西女子【りょう】

何があったの ページ4

と「おはよ…て、どしたん」


て「どういう事！？A無事なの！？」


虫「僕は知らんって言っとるだら！とりあえず行こう。あ、としみつおはよう。Aが病院に運ばれたっぽいから大阪行こ。」


と「え、あぁ、うん？やばくね？」


虫「親族じゃないからって教えてもらえんかったんだよね。まぁAのお母さんからてつや辺りに連絡ありそうだけど…としみつ車出せる？」


と「分かった。」




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虫眼鏡side


としみつの車に揺られて約1時間、てつやの携帯に着信があった。



て「あ！Aのお母さん！！」


虫「出よ出よ！！」


A母『もしもし、てつやくん？』


て「もしもしおばさん？Aは？何があったん？」


A母『私もだいぶ混乱しとるんやけど、Aと彼氏の…りょうくんやったかな。2人が事故に遭うたらしいわ。今私も病院向こうとるんやけど、こっち来る？』


て「行く。今向かってるんで…着いたら連絡します。」



高校から愛知に来たAは、心配していた両親を安心させるために学校の色々な話を電話やメールで両親にしていたらしい。
その中でてつやとしばゆーがよく出てきていたおかげが、2人は母親とも顔見知りになったそう。


成人してから東海オンエアとも1,2度だが面識がある。
最年長ということでAのお母さんが何かあったら連絡してくれと僕に番号を教えておいてくれた。その時は何も無いやんなんて思ってたけど、まさか使う時が来るとは。




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病院

母「てつやくん！としみつくんに…ざわくんやったかな？」


虫「ご無沙汰してます。」

と「…ちは」


て「おばさん！Aは！？」


てつやは相当焦っているようで、Aのお母さんに掴みかかる勢いで問いただしている。


母「今治療してもろて、病室におるで。アホやんなぁ、相手は信号無視の車やったって。」


虫「そうですか、2人の状況はどうなんですか？」


母「りょうくんが咄嗟に判断したんかは知らんけど、大きくぶつかってんのは助手席側の後部座席らしいわ。せやから命に別状ないんやて。」


と「怪我は？容態は？」


母「ええとな、りょうくんが打撲で比較的軽いんやけどぶつかったんがモロに助手席側やでAは左足の骨折で全治12週間なんやって。ほんで、頭打っとるもんで目覚ますまでに少し時間かかるらしいわ」

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