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「 貴方が忘れられないの 」
「 好きよ 」
言い切った。覚悟を決めて顔をあげると
カレの瞳は閉ざされたままで
はたまた無表情で
ああ、迷惑だったのだろう
無表情になるほどの事ならば
会いに行かなきゃよかった
好きなんて、言わなきゃよかった
この無言は私にとってただ苦痛だ
そう思っていた時カレはゆっくりと口を開いた
「 言いたいことは、それで全部? 」
「 ぜん、ぶよ 」
私が答えるとカレはイスから立ち上がる
ズンズンと近寄ってきたので
困惑した頭でカレを見ていると
不意に手が伸びてきて、口許をぐっとあげられた
そして、私の目元にあるソレをゆっくりと拭う
「 Aの言いたいこと、よう分かった
でも_____ごめん 」
ご め ん
たったその3文字の言葉はあまりにも重く
友達と話している"ごめん"とは比べ物にならなかった
そして、悟った
カレはもう私のことが好きじゃない
そう悟ってしまった私に何が出来る
困らせてごめんなのか。
それとも、今までありがとうなのか。
誰な答えを教えて欲しい
この憐れな私に___
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Touka(プロフ) - 堕天使さん» ありがとうございます!わざわざこちらまでコメ下さり本当に嬉しいです(; ;)(; ;)今後も素敵と思ってくださるように頑張ります!本当にありがとうございます!!!堕天使さん大好きです(; ;) (2019年3月22日 23時) (レス) id: 91a05ec412 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 改めて、新作おめでとうございます!曲を聴いてからもう一度読みに来ました、既に四回見ました。終離が読めなくて「?」ってなってたけど、ようやく合致してもっかい素敵!って思いました。!自分のペースで無理せず更新頑張ってね!待ってます! (2019年3月22日 20時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Touka | 作成日時:2019年3月22日 14時