case 242 ページ2
.
『ん……。』
柔らかな日射しが顔に当たり、
意識が浮上した。
!?
目を開けて、固まった。
え？
これどういう状況!?
まさか……私……
あのまま泣き疲れて寝たの!?
ソファの上で、
太輔さんに抱えられたまま。
太輔さんも、
私を抱き締めたまま……寝てる……。
私にだけ、
ソファに掛かっていたブランケットが
掛けられていた。
太輔さんは座ったまま、
その太輔さんの足の間に挟まれて……
横抱きのような体勢の私。
嘘っ……。
「ん……」
私が動いたせいか、
太輔さんも目を覚まして
ゆっくりと目を開けた。
「おはよ……A……。」
私を見つめて柔らかく笑う。
『す、すみません、私っ!!』
太輔さんから飛び起きた。
嘘でしょ!?汗
何やってんの、私。
有り得ないっ!!
『ごめんなさいっ!!
ホントにごめんなさいっ!!』
この人は死ぬほど忙しいのよ!?
スケジュールは殺 人的なのにっ!!
「今、何時？」
『あ、え？あの……えっと……6時です……。』
「んー……。」
太輔さんは、
伸びをして肩と首をポキポキと鳴らした。
『すみません……大丈夫ですか？』
ゆっくりと太輔さんは私の頬に触れて。
「Aは？……大丈夫……？」
そっと撫でられる目元。
昨日は、色んな事が有りすぎた。
『大丈夫ですよ。』
それでも笑えるのは……
太輔さんのおかげ。
泣いて泣いて泣き喚いた私は……
何処かスッキリとしている。
『ありがとうございました。』
「Aが、ちゃんと笑ってくれたら……
それでいいよ。」
そう言って、フワッと笑う。
『……優しすぎます、太輔さんは。』
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とーか(プロフ) - にかみつばさん» にかみつばさーん♪こちらにもコメントありがとうございますー(*´∀`)♪このシーン、切ないですよね…。私も書きながら凄く切なくなっていたのを覚えてます(笑) (2020年5月26日 17時) (
レス) id: b5b973b1e3 (このIDを非表示/違反報告)
にかみつば(プロフ) - 楽しく読ませて頂いてます。みっくんとくっついて欲しかったので、海へ行くシーン、涙涙でした。切ないですね。 (2020年5月25日 4時) (レス) id: 74d56dba5b (このIDを非表示/違反報告)
とーか(プロフ) - checkmateuknowさん» 宏を思うと、未だに切ない……(T-T)でも太輔さんに甘ーく迫られたいっ(///ω///)♪ (2016年8月18日 12時) (レス) id: b9afaafbf4 (このIDを非表示/違反報告)
とーか(プロフ) - canちゃんさん» ホントにやっとです(笑)太輔さんの溢れる色気にいつもヤられますよね(///∇///)もう溺れて沈みたいーヘ(≧▽≦ヘ)♪ (2016年8月18日 12時) (レス) id: b9afaafbf4 (このIDを非表示/違反報告)
checkmateuknow(プロフ) - 太輔さんに溺れるぅぅう…そして宏くんも良い男なんだけど…ほんと甘い展開ありがとうございます！ (2016年8月17日 23時) (レス) id: a1962b3230 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とーか
| 作成日時：2016年7月26日 16時
