Masquerade 3

case 108 ページ10

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って私、何を語ってんだ……////









『てか、ごめん何か……

何言ってんだ私……』









仕事の話を熱くなって語って……

恥ずかし……。









急に恥ずかしくなって

思わず下を向いてしまった。









「いいじゃん。」









横からかけられる優しい声。









『え？』









「仕事にプライド持ってる証拠だろ？」









優しい顔をして宏が笑う。









『……うん。』









「格好いいじゃん、お前。

俺、そういう女、好きだよ。」









ちょっ!?////









……あ、距離感が近くて忘れそうだった……。









宏も、芸能界の人だった。









あの世界ってホント、こんな人ばっか？









ちょっと今のはビックリしたわ。









『あはは、ありがとー。』









「何か、似てんのかもな。」









似てる？









『何が？』









「俺の仕事も、

CDとかDVDとかライブとか

お金を払ってもらってるのはこっちなのに、

ファンの子たちさ……

俺らに“ありがとう”って言ってくれんだ。」









『ありがたいね……。』









「ホント感謝だよ。」

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