Masquerade 3

case 138 ページ40

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『この前、何か元気なかったから、さ……。』









「!?」









宏の目がジト目から驚きに見開かれた。









柊さんが、苦笑いでこちらを見てる。









わかってるよ、

言うつもりじゃなかったってば。









「……何で？」









『ん？』









「何で気付いた？」









宏の目が真っ直ぐ見つめる。









その強さ。









……居心地悪いんだよねぇ……。









ざわざわするって言うか……。









『何て言うか……何となく？』









「勘？」









『そういうのとは、ちょっと違くて……

ひとつひとつは小さなことで、

でも全部が少しずつ変で……』









「例えば？」









『いつもより少しだけ

お酒のペースが早いとか、

アルコール度数が高いの飲んでるとか……

でも、１番は瞳に力が…「もういい。

やめろ照れんだろ////」









『ごめん……////』









自分が聞いたんじゃん？









そんなの、

こっちだって照れるじゃんか……////

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