Masquerade 3

case 102 ページ4

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『いい関係を築いていらっしゃいますね。』









「ん？まぁね。

で、今日はその渉の

誕生日プレゼントをね。」









『畏まりました。』









今日の藤ヶ谷様は表情が柔らかい。









横尾さんはホントにいいお友達なのだと

藤ヶ谷様の言動の端々から伺える。







他のメンバーとの関係はどうなんだろ？




宏のこと、話した方が良いのかな……？



でも、あれは宏のプライベートだよね。



藤ヶ谷様のお買い物と同じように。



うん、やっぱり言わないでおこう。









『藤ヶ谷様は7人グループで

いらっしゃいましたよね？』









「ああ、うん。そうだよ。」









『他の方にもプレゼントを

差し上げたりされるんですか？』









そういえば、宏って誕生日いつなんだろ？









「まぁ、それなりに。」









『皆様、仲がよろしいんですね。』









「運命共同体だからね。」









『素敵ですね。』









「Aちゃんにも、

親友くらいいるでしょ？」









『はい。』









心の中で、紗枝と雅の笑顔が浮かぶ。





心がホワッと温かくなる。









「いい友達なんだね？」









『はい？』









「今ね、すごく良い顔してたよ？」









……////

『はい。最高の親友です。』

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