Masquerade 3

case 109 ページ11

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「コイツ、仕事に関しては

メチャ真面目だろ？」









柊さんが、何杯目かわからなくなった

ジンライムとビールを

私達のコースターの上に置いた。









『仕事はって何？

私は他も真面目だよ？(笑)』









「そうか？(笑)」









『そうだよ‼(笑)』









私と柊さんの会話を聞いていた宏が、

面白がって話を振ってきた。









「じゃあ、恋愛は？」









そこ聞くの!?(笑)


宏……好奇心満載の目がちょっと可笑しい(笑)









「あー……恋愛は……俺の知る限り、

Aより真面目な奴は見たことない(笑)」









柊さんが、私を気にしながら言葉を選ぶ。









ありがと、柊さん。









必要以上には触れないでいてくれる

私の恋愛事情。









「え？マジで？」









『マジでって失礼じゃない？(笑)』









「あ、いや悪い意味じゃねぇし。」









「宏、お前が今まで抱いた

女の数を5秒以内に答えろ。」









「え!?ええ!?」









「5.4.3.ー……」









「ちょ待っ……!!!!」









「1.0……はい、アウト。」









ニヤリと柊さんが、笑う。

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