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『HAPPY BIRTHDAYっ!!』
パンッと音だけのクラッカーを
一緒に帰ってきた太輔の後ろで鳴らした。
「っ!?……びっくりしたー……
え?なになに?」
驚いた顔した太輔は
風船で飾り付けられた部屋と
私を交互に見て、愛想を崩した。
「A、もしかしてこれ
準備してくれたの!?」
『そーだよ。裕太と渉さんに
協力してもらったの♪♪♪』
「だから、玉があんなに強引に
誘ってきたのか(笑)
ん?……渉?」
『これこれ。』
そう言って冷蔵庫の中から
ケーキを取り出した。
それを見た太輔の瞳が甘くなる。
「A、ケーキ作れたっけ?」
『だから、渉さんに
助けてもらっちゃった。』
「美味しそう♪♪」
『ロウソク立てるから待ってね。』
そう言ったのに
太輔は生クリームを指ですくって
ペロッと舐めた。
「ん〜美味しっ♪♪」
『ちょっと、太輔っ!?』
声をかけた私の口元に
太輔はもう一度クリームを付けた指先を
差し出した。
っ!?
これは……舐めろって……こと……?////
『太、輔……?////』
「ん?」
ん?じゃなくて……////
その瞳は甘く、そして意地悪に笑む。
.
.
「溶けちゃうよ?」
.
.
響く声音に溶ける甘い罠。
太輔の体温によって
徐々に生クリームが溶けて
その指を伝いそうな様相を見せ始める。
私はゆっくりとその指先に口付けた。
『ん……。』
繊細な指先が、私の口の中でイタズラに蠢く。
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とーか(プロフ) - lapisさん» 後で片付けるのが面倒なので、やっぱりやめておきましょう(笑)さてさて、lapisさん知ってるじゃないですか(笑)私、彼の憂い顔が大好きなんですよね(笑)逆境なんて、大したことないはずです、彼は(笑) (2017年4月17日 13時) (レス) id: b9afaafbf4 (このIDを非表示/違反報告)
lapis(プロフ) - とーかさん» 人様に迷惑かけない自室なら…まぁ…ありじゃないですか(笑)?…レッドが入る為には仕方ないのはわかるんですけどね…でも、これ…後から加入するレッド…かなりしんどいですよねぇ…とーかさん、愛ゆえにレッドに逆境を与えているのですか(苦)? (2017年4月13日 19時) (レス) id: d69b317122 (このIDを非表示/違反報告)
とーか(プロフ) - canちゃんさん» こらこら(笑)ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!ってお化けじゃないんだから(笑)ついにお待ちかねのレッド登場ですよ(笑) (2017年4月13日 19時) (レス) id: b9afaafbf4 (このIDを非表示/違反報告)
とーか(プロフ) - lapisさん» いやー……大人として、物に当たるのはダメですよ(笑)ですねー…脱退とか加入とか、もう苦しくなっちゃうんですけどね。。。でも、これもレッドのため(笑)心、鬼にして頑張りますp(^-^)q (2017年4月13日 19時) (レス) id: b9afaafbf4 (このIDを非表示/違反報告)
とーか(プロフ) - しらすさん» しらすさん、いつもありがとうございまーす(*≧∀≦*)ついに来ましたレッドのターン(笑)もう、本当にお待たせしましたーm(__)mついに物語が動き始めます(*`・ω・)ゞ (2017年4月13日 19時) (レス) id: b9afaafbf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とーか | 作成日時:2017年2月13日 19時