before the melody 4-4 ページ14
.
「ごめん、大丈夫？」
裕太の声に顔を上げて。
近っ!!
思わず息を呑んだ。
春の柔らかい日差しが
キラキラと周囲を輝かせて。
裕太の顔が、あまりにも近かったから。
細くてヒョロヒョロだと思ってた裕太の腕は
ガッシリと私を支えて。
.
.
あ、裕太も男なんだ──────。
.
.
ドクンッ。
.
うわっ……
何？
何？何？
元々
綺麗な顔をしてるなぁとは思ってた。
でも、それが春の日差しの中
至近距離でキラキラと光る。
回された腕は力強く、私を支えて。
「A？」
『ご、こめんっ!!』
キョトンと首を傾げた裕太の声に
我に返った私は
バッと音がしそうなほど大袈裟に
裕太の腕から離れた。
っ……////
初めてだっ……
裕太が……
オトコに見えた。
私の中で、裕太は初めて会った高校生の
あの頃のイメージで止まってて。
今の、23歳の裕太は……
もう、子供じゃないんだ……。
何だか弟が男だったことに
気が付いたみたいな……////
何かもう無償に恥ずかしいんだけどっ……
.
.
.
その時。
.
.
.
離れた私の手首を
裕太が
掴んだ─────。
えっ!?
『ゆう…「初めて……じゃない……？」
スッと裕太の瞳が色を変えて。
捕まれた手首が
異常なくらいに熱を持って。
『な、にが……？』
「俺に、そんな顔すんの。」
空気が、色を変えた─────。
before the melody 4-5→←before the melody 4-3
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 361人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とーか(プロフ) - lapisさん» 後で片付けるのが面倒なので、やっぱりやめておきましょう(笑)さてさて、lapisさん知ってるじゃないですか(笑)私、彼の憂い顔が大好きなんですよね(笑)逆境なんて、大したことないはずです、彼は(笑) (2017年4月17日 13時) (
レス) id: b9afaafbf4 (このIDを非表示/違反報告)
lapis(プロフ) - とーかさん» 人様に迷惑かけない自室なら…まぁ…ありじゃないですか(笑)？…レッドが入る為には仕方ないのはわかるんですけどね…でも、これ…後から加入するレッド…かなりしんどいですよねぇ…とーかさん、愛ゆえにレッドに逆境を与えているのですか(苦)？ (2017年4月13日 19時) (レス) id: d69b317122 (このIDを非表示/違反報告)
とーか(プロフ) - canちゃんさん» こらこら(笑)ヽ(ヽﾟﾛﾟ)ﾋｲｨｨｨ!ってお化けじゃないんだから(笑)ついにお待ちかねのレッド登場ですよ(笑) (2017年4月13日 19時) (レス) id: b9afaafbf4 (このIDを非表示/違反報告)
とーか(プロフ) - lapisさん» いやー……大人として、物に当たるのはダメですよ(笑)ですねー…脱退とか加入とか、もう苦しくなっちゃうんですけどね。。。でも、これもレッドのため(笑)心、鬼にして頑張りますp(^-^)q (2017年4月13日 19時) (レス) id: b9afaafbf4 (このIDを非表示/違反報告)
とーか(プロフ) - しらすさん» しらすさん、いつもありがとうございまーす(*≧∀≦*)ついに来ましたレッドのターン(笑)もう、本当にお待たせしましたーm(__)mついに物語が動き始めます(*｀･ω･)ゞ (2017年4月13日 19時) (レス) id: b9afaafbf4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：とーか
| 作成日時：2017年2月13日 19時
