私、再び戻ってまいりました！４ (ページ10)

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142話ページ10

伊作「えっ、

今から帰るの！？！？」

「うん、帰るって言ってもフラフラするだk(((」

伊作「なんで！？もしかして前の事件のせいで･･････・！」

「ううん、違うんだ。
気分転換したいだけ。天女のこともあったし、ちょっと休みたいなって」

･･････嘘だけどね。
本当は兵助と会うのが怖いし、暫く会えそうにないから。

そんなたいしたケンカじゃないことぐらい知ってる。
･･･でも別れ話出されて普通に会えるわけがない。

はぁ、私って乙女かよ((

伊作「あのね、本当は僕。今すぐにでも帰るっていうのを阻止したいよ。

でも、Aを無理させるようなことはしたくない。
だから行っておいで！」

「･･････兄上･･･！」

何も考えていなかったけど無意識に兄上に抱き着いていた。
あたたかい、兄上に。

伊作「ふふ、帰り待ってるからね。

できるだけ早く帰ってきてよね！！」

「そんな戦場に行くみたいに･････････」

伊作「この世の中、色々分からないからね」

「縁起でもないことを」

本当にこの人が兄でよかった。
何回思っただろう。

本当にまた会えてよかった。

見送りは兄だけ。
当たり前だ。

他に学園長以外知らないのだから。

と、思ってたけど

仙蔵「もう一度謝らせてくれ、申し訳なかった」

「ですからもういいと･･････」

立花先輩は悪気があったとかじゃないと思うし、
嫌いじゃない。

大好きな先輩ですから。

仙蔵「私が責任もって兵助との仲を戻すからな･･････！」

伊作「･･･」

「！はい！本当にお願いしますよ！？」

2人に手を振りながら出門表を渡し、学園の外に出た。

私がいない間に何かが起こることも知らずに―――――――