私、再び戻ってまいりました！４ (ページ4)

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136話ページ4

「見ろ、この本」

喜八郎「･･････？テン･･･おんな･･････？」

「いや、てんにょって書いてあるんだ」

喜八郎「て、天女って･･････」

「もう、こりごりだよね」

先輩は何を思ったのか悲しい顔をした。
本当に何を思ったんだろう。

喜八郎「先輩･･････」

「っ、でも！もしもう一度来るのなら倉本ちゃんみたいないい子がいいな！
そう思わないか？喜八郎、･･････それと守一郎」

守一郎？
振り向くと言葉通り守一郎が居た。

守一郎「さすが先輩･･････！隠れてたのに」

喜八郎「どうしてここに？」

守一郎「なんか暇になって喜八郎探そうかなって思ってたら
2人の声が聞こえて」

「守一郎もよかったら一緒に話そう？」

守一郎「！？い、いえ！ありがたいですけど･･･あの先輩には
か、彼氏様がいるじゃないですか･･････」

「？え、あ。大丈夫だよ！だってそんなに兵助は束縛なんてしないよ？
それに守一郎は後輩じゃないか！」

喜八郎「僕なんてA先輩に抱き着いてますからね」

守一郎「･･････喜八郎大丈夫だったのか？」

喜八郎「ううん、やばかった」

守一郎「じゃぁ、やめろよ」

先輩はこの会話を聞いたやいなや笑い出した。
それにつられて守一郎は大笑いだす。

僕もなんだか口元が緩んだ。

「･･････君らは、もしまた天女が来ても･･････私の味方でいてくれる？
ずっと･･･否、卒業するまでは仲間でいてくれるか？」

先輩は、

守一郎「もちろんじゃないですか！」

意外と、

「喜八郎？」

喜八郎「当たり前じゃないですか」

壊れてしまいやすいお方なのではないですか？

あ、もちろんいい意味で(？)