私、再び戻ってまいりました！４

158話 ページ28

「ふぅ、いただきまーす！！」


天女が思ったよりいい子だったから少し気持ちが軽い。
本当に記憶喪失は天女じゃなくて兄上かも･･･。



喜八郎「先輩、隣いいですか？」

「･･･喜八郎、いいぞ」


そうか、4年生はちゃんと記憶あるんだもんな。
それが本当ならば記憶が元通りになるのを待てば･･････。

一件落着なのでは？



喜八郎「天女どうでしたかぁ？」

「んー？いい子だったよ〜。はしもっちゃん！！」


喜八郎「は、はははははしもっちゃん？」


動揺するよな。私も自分でするわ。
でもなんか憎めないからさっ…！((



「･･････喜八郎？私がいなくても天女を始末しちゃぁダメだ。
わかったな？」

喜八郎「？いなくなっても･･････って･･･？」



「私、明日また出かけるよ。行かないといけないところができた。」

喜八郎「はい？」



あぁ、怒ってる怒ってる･･･先輩怖い((




「私は記憶喪失を戻すにはどうすればいいか考えに行くだけ！
いやー、ここだとみんなを見てるたび悲しくなるからさぁ･･････

それに5，6年ちゃんと委員会だって行ってるみたいだし！
前みたいに酷いことはない！」


喜八郎「･･････そうですよね、ここにいてもいい考えなんてできませんよね」

「躊躇おうぜ」



私は逃げるんじゃないよ？考えに行くだけさ。
ごめんね、少し迷惑かけるかもしれないけど。


「･･･頼んだ、喜八郎！」

喜八郎「しょうがないですね･･････」



これは彼なりの「了解」だろう。
私は喜八郎の頭を撫でた。

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