私、再び戻ってまいりました！４ (ページ19)

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149話ページ19

まぁ、気付けば朝が来てましたね。

治平「おはよう！」

とき「寝坊野郎が」

「おはようございます！･･･あとのは無視」

辛辣になってない？もともとだけど。

「あ！そうだ！今日帰るんだった･･･！
待ってください、準備してから朝ご飯食べにきますから」

治平「あっ、えっとその話なんだけどな･･････」

帰る話をし始めると治平さんの顔が曇った。
ときさんも知ってるのか分からないけれど同じような顔をした。

･･････いやな予感がする。

治平「帰るのは･･････やめないか？」

「･･･何言ってるんですか、兄が怒っちゃいますよ。そんなの」

とき「やめろっていうか、まだここにいたら？って話よ」

「いや、でも私も授業についていかないと遅れて･･････」

ときさんには一応忍術学園だとは言ってないけど
知ってるのかもしれないな。

それに早く帰らないと兄も、皆が怒っちゃうわ。
委員会も最近行ってないじゃないか。

迷惑かけてしまう。

それに何より兵助と仲直りを――――

治平「とにかく今は帰らない方が良い！！！」

「！」ビクッ

普段からは想像の付かない叫び声。
どうしてそんなに必死に帰ってほしくない？

感じからして寂しいからって訳じゃなさそうだし･･････。

とき「あんたが前みたいになりたいなら帰ってもいいんじゃないの？
私はよくわからないんだけどさ、

また傷ついて、傷つく人が増えるのを見てるのがいいのなら」

考えるのに少し時間がかかった。
まさか、いや。まさか･･････、

治平「ごめんなさい、大川先生。

　

　

あのな、A。お前の嫌いであろう天女がまた来ていた。」

　