島巡り者の人脈 (ページ9)

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島巡り9 ページ9

私はアシマリが入っているモンスターボールを握りしめて草むらを歩く。
先程のことを忘れないために早くポケモンを捕まえてみたいのである。
するとツツケラというポケモンが現れたので私はアシマリを出して『みずでっぽう！』と指示を出す。
相手は鳴き声だったから能力が下がっただけ。
私はモンスターボールを投げてツツケラを捕まえることに成功した。
ツツケラのデータが新しく図鑑に登録される。
きつつきポケモン、ツツケラ。タイプはノーマルひこう。
私が初めて捕まえたポケモンである。
私はその後ヤングース、アゴジムシ、ピチューを捕まえてリリィタウンへと着いた。この短時間で仲間が５体に増えたから、私は何だかとても心強かった。
リリィタウンのゲートを潜るとハラさんが今日の祭りについて少し説明をしてくれた。
簡潔にいえば守り神、カプ・コケコに感謝を示すお祭りだとか。
私は階段の前にいるハウ君に気付き、彼の元へと近づいていく。
こっちを向いたハウ君が言った言葉から今日のお祭りはどうやらポケモンバトルをカプ・コケコに捧げるらしい。
ということは……戦うのは私とハウ君ということであろうか。
ハラさんは私に近づいて私のポケモン達をみんな元気にしてくれた。
準備万端。
いつでも勝負ができる体制に入った私はアシマリと初めてであった台の前へと私は着く。

｢島に暮らす命。島巡りを楽しむもの。すべての無事を祈ります。ではこれより、島の守り神、カプ・コケコに奉げるポケモン勝負を始めます。かたや、ハウ。島キングの孫。こなた、A。カプ・コケコに出会った者｣

名前を呼ばれて台に上ったハウ君を習って私も台に上る。
カプ・コケコに出会った者、だなんてそんなこと滅相もない。
私なんかが守り神に会うだなんて。
認められるとか、よく分からないけれど、今はこのバトルを全力で

『楽しもう……アシマリ』

｢Aもハウもポケモンの力を発揮させよ！｣

それが合図となり私はヤングースを繰り出す。
さぁ、最高で楽しい全力なバトルをしなきゃ！