島巡り者の人脈 (ページ46)

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島巡り46 ページ46

５番道路に向かっている途中、私は一つの小屋を見つけた。
それを不思議そうな目で見ていることに気づいたお姉さんが私に｢ここは預かり屋よ｣と目線を低くして教えてくれた。
ここはポケモンを預かってくれる所で、このお姉さんは｢是非、中に入っていってね｣と言ってくれたので、私はお辞儀をしてからドアを開けて預かり屋に入っていった。

｢遠い地方では育て屋さんといって預けたポケモンを育てて強くしてくれるの。でもうちは預かり屋さん。ただポケモンを預かるだけ！強くもならないし、技も覚えない。だからお財布に優しい！｣

『あ、はい……』

｢でね！うちにポケモンを２匹預けるとタマゴが見つかることがあるの！ほんと、預かり物よね！……という訳で、うちで見つかったタマゴ、よければもらってみない？｣

何がという訳なのかよく理解出来なかったが、ポケモンのタマゴというのは気になるし、私はせっかくだからとそのタマゴを貰うことにした。
そのタマゴはケースに入っていて、そのケースはとても大きかった。
予想よりはるかに重い重さでびっくりしたけど頑張れば持てる重さである。

｢ありがとう！何が生まれるか楽しみだからって割らないでよ？｣

『わ、割りません……！』

からかってきた預かり屋さんに少し怒ってしまったが私はお辞儀してから私は預かり屋さんを去った。

｢ま、もっとも…生まれてこない限りタマゴは割れっこないけどね｣