島巡り者の人脈 (ページ42)

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島巡り42 ページ42

朝を示す太陽の光がさんさんと私の顔を照らしている。
うっすらと目を開けてから体を起こす。
私の周りにはポケモン達が未だにすやすやと眠っている。
私は皆を撫でてからベッドから降りてパジャマから着替える。
そしたら皆を起こしてジョーイさんから渡されたスープを飲み干して、皆をボールに戻し外へと出た。
斜めからオハナタウンを照らす太陽の光を身体中に浴びて１歩前に出ると後ろのポケモンセンターが開く音がした。
首を少し後ろにしてポケモンセンターから出てきた知人を見つけた。

｢あ！Aー。ねーねー、腕試しさせてよー！大試練で認められて俺もＺリング手に入れたしさー！｣

なんて急なんだろう、とハウ君を見ていると彼は｢それにそれにー！｣と言葉を続ける。
そして道の中央に立って腕を後ろに組み、私ひ笑顔で｢オハナタウンだと西部劇の決闘みたいでかっこよくてワクワクするしー！｣と言った。
確かにオハナタウンは西部劇の様な街でとてもワクワクする。
そんな私はそのワクワクに負けてその勝負を受けることにした。

｢ピカチュウたち、頑張ろーなー！｣

相手が出したのはピカチュウ。
私はベトベター。
先制は相手の電光石火。
それに対してベトベターはアシッドボムで攻撃し、持ち物の黒いヘドロで体力を回復する。
アシッドボムは攻撃が当たる度に相手の特防を下げていく。つまり特殊攻撃であるアシッドボムは攻撃する度に相手に与えるダメージが大きくなる。
私はこのパターンにピカチュウを嵌めてハウ君のピカチュウを撃破した。
あと一体。
勿論最後はこの子、と私はベトベターをモンスターボールに戻してオシャマリを繰り出し、ハウ君はニャヒートを繰り出した。