島巡り者の人脈 (ページ38)

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島巡り38 ページ38

｢アーカラ島には３つの試練があるんだ！早速試練に挑むなら４番道路を超えてオハナタウンに行くといいぜ！｣

｢取り敢えずーポケモンセンター探すねー！アーカラ島に到着したではどんなマラサダ売ってるかなー？｣

｢ちょっとだけブティックを見ようかななんて考えています……後はほしぐもちゃんの為、遺跡のことを調べてみようかと……｣

『……私は、少し探索…します』

｢そうか！それじゃあ皆別行動か？俺も少し用事があるからまた会おう！｣

そう言ったのを最後にして私達はバラバラに行動することになった。
ロトムがポケットから飛び出してきてから新しい島図鑑を開いてくれた。これでまた遠くへ行けると私の胸は踊る。
街の奥へ行ってみようというロトムの意見で私も街中へと歩き始めた。
少し辺りを見ながら街を歩いているとリーリエちゃんがブティックのショーウィンドウの前にいたので私はリーリエちゃんに声をかけた。

｢あっAさん……｣

『服選び、してるの…？』

自分なりの笑顔を浮かべてそう聞くとリーリエちゃんは｢それもありますが｣とコスモッグの方に目を向けた。
どうやらこの島にあるカプ・テテフを祀っている命の遺跡に興味を示すかも、と言っている。
そしてリーリエちゃんは歯切れが悪そうに言葉を発すものだから私から言おうと『その時、は…ついて行っても、いい…かな』と自分なり精一杯声を出してみた。
そう言うとリーリエちゃんは笑顔を浮かべて｢是非…！！｣と言ってくれた。

｢では、私達…ホテル潮彩にいますね。大事な人と待ち合わせなんです｣

『……大事な人…？……そっか、気を付けてね…………特に、スカル団…とか』

｢はい……私達は怖い人に出会わないように気を付けますね……それではまた、Aさん｣

思わずスカル団の名前を出してしまったのはわざとではない。勝手に口が開いてしまったのだ。
私はホテル潮彩に向かうリーリエちゃんを見てからここから奥に見えるポケモンセンターへと向かった。