島巡り者の人脈 (ページ24)

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島巡り24 ページ24

｢オマエがポケモンを使いこなす凄いとこ見せられたのでスカ！？｣

｢おい相棒！なかったことにしてずらかるぜ！！へッ！イリマのポケモンなんかいりませーん！！｣

｢……もう一度、やれやれですね。キミもポケモンもお疲れ様でしたありがとうの気持ちを込めてポケモンを元気にしますね……さてと、トレーナーズスクールからキミ達が気になっていました……ククイ博士に連れられてきたキミはポケモンと力を合わせ、あっさり先生に勝ちました｣

イリマさんはここからが本題だと声をワントーン上げて｢ボクの試練に挑めるかチェックさせてもらいます！｣と言ってきた。
どうやらバトルでイリマさんに勝てばいいらしい。
あまり自信はないけれどやって見なくてはわからないと私はそれに『はい』と返した。

｢キャプテンイリマが自慢するポケモン達、ご覧あれ！｣

そう言ったイリマさんはヤングースを繰り出してきた。
私はアシマリにみずでっぽうの指示を出したが、それはあまり相手には効かなかった。
しかし私はもう一度みずでっぽうの指示を出す。ポケモンバトルは何も考えないで戦っていたい。
相手は睨みつけるでこちらの防御を下げてきたが特に意味もないだろう。きっと指して変わらない。
３発目のみずでっぽうは急所にあたり、ヤングースは倒れた。
どうやらイリマさんは次にドーブルを繰り出そうとしている。こちらも変えるべきかと思ったが、相手はノーマルタイプ。
もしかしたら砂かけを覚えているかもしれない。
それなら必ず当たるチャームボイスを覚えているアシマリはかなり有効かな、と私は考えてポケモンを入れ替えることはしなかった。
しかし相手のドーブルは木の葉を覚えていたのでアシマリは瀕死寸前にまで追い詰められてしまった。
私はアシマリとツツケラを交代させる。
ツツケラに当たった木の葉は効果今一つであまりこちらにダメージはなかった。
私はツツケラに『いわくだき』の指示を出す。
効果は抜群であったが瀕死寸前のところで耐えられて私はツツケラを戻してベトベターを繰り出した。
ベトベターに『噛み付く』と指示を出す。相性的には悪くないし、このベトベターは捕まえた時から黒いヘドロを持っているので毎回ヒットポイントが少しだけ回復する。
私は『最後にもう一回噛み付いて！』と遠くにいるベトベターにも聞こえるように精一杯声を出して指示を出した。
これで、私の…勝ち……です。