島巡り者の人脈 (ページ22)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:3,702 hit

島巡り22 ページ22

｢よう！トレーナーさん、いいもの持ってるね！｣

振り返ると一人の男性が近くの撮影スポットを、教えてくれたので私は早速ポケファインダーを試してみることにした。
丁度そこから見るとピカチュウがいたので私は一人の知人を思い出して写真を撮った。
これはなかなか面白いな、と私はにっこりと笑って教えてくれた男性にお辞儀をしてからそこを去った。
早くハウ君に追いつかないと、と思い走っていると服屋さんの前でリーリエちゃんを見かけたので方向転換してからそちらの方へとゆっくりと歩いて行った。
リーリエちゃんは私に｢自分で服を選んでいるのですか？｣と質問してきたから私は少し下目線で『そうだよ』と返した。
どうやらリーリエちゃんはお母さんが選んだ服だけを着ているそうで自分にどんな服が似合うのかよく分からないらしい。
そしてブティックで貰ったというレンズケースを半ば強引に貰うとリーリエちゃんは｢Aさんとお揃いになりましたね｣と先に行ってしまった。
私はまた2人の後を追っているとこんな話をたまたま聞いた。

｢スカル団の連中、またポートエリアで屯ってたからキャプテンに伝えておいたよ｣

｢暇を持て余すとロクなことしないもんね｣

｢スカル団はならず者！無闇と勝負を吹っかけたり人のポケモンを奪おうとするよ｣

｢ポケモンを売りさばこうとして試練の場所に忍び込むけどいつも失敗してるもんね｣

この話をたまたま聞いていた私は何だか気になってハウオリシティのポートエリアに行ってみることにした。場所なんてわからないけれど。
取り敢えずポートエリアというのだから海の近くなんだろうとポケモンセンターがある方向と反対の方向へ進み、道成に歩いていると何かのお店からハウ君が出てきた。
どうやらハウ君が言っていた美味しいもの、というのは此処の店の食べ物のことらしい。その食べ物の名前はマサラダと言ってポケモンが食べるらしい。
私は興味が湧いてマサラダのお店に入ることにした。