島巡り者の人脈 (ページ3)

今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:3,708 hit

島巡り3 ページ3

顔を真っ赤に染め上げた私にククイ博士という人は笑顔で私に丁寧に説明をしてくれた。
どうやら隣町のリリィタウンでは冒険をする子供のために島キングという人がポケモンをくれるらしい。
そして島キングはポケモンを戦わせたら敵なしのポケモントレーナーなんだとか。
ママは私にポケモンをくれることに驚いているようで最終的に｢島キングって凄いのね！｣と片手を口にあてながら私の背中をバンっと叩いた。
ママは力が弱いから痛くないけれど他人がいる前でこれはやめてほしい。

｢ほら！A、準備をしなくっちゃ！あなたの部屋のダンボールに帽子とバッグが入っているはずよ｣

私はその言葉を聞いて『取ってくる！』と自分でも驚くくらいの早さで自分の部屋へと戻り、ポケモンボールの印がついているダンボールの中を漁る。
赤のニット帽と肩にかけるタイプのバッグを付けて私は部屋を出た。
ママは笑顔で｢行ってらっしゃい！｣と行ってくれたので私は『うん』と返して私はククイ博士という人の方へと体を向ける。
ククイ博士という人は｢いい帽子だね｣と褒めてくれたので私は目線をした斜めにして小さく『ありがとうございます』と返した。

｢よぉし行こうぜリリィタウン！島キングから御機嫌なポケモンを貰うんだ！｣

そう言ったククイ博士という人は家から出て言ったので私も急いであとを追いかけて家を出た。
ククイ博士という人は右の方にいたのでそちらの方へと行くと改めてククイ博士という人から｢アローラ地方にようこそ！｣と言われたので私は慌てて頭を下げる。
このククイ博士という人が言うにはポケモンがいれば何処へだって行けるらしい。
確かにポケモンがいればどんなに強いポケモンがいる草むらだって洞窟だって行ける。
そう私は思ってうんうんと頭を縦に振った。
ここから近いらしいリリィタウンはこちらの道へ進むと早いらしい。私はククイ博士という人の後をつけて歩いていく。
その途中、私は柵の近くまで少し小走りをして近づいて光り輝く太陽の明かりを受けてキラキラと光る美しい海と入道雲を見た。
私はハッとしてまた慌てて博士のあとをつけて行った。