島巡り者の人脈 (ページ19)

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島巡り19 ページ19

先生の最後のポケモン、ニャースも倒して私はヤングースにお礼を言いながらボールに戻していく。
わたしはまだまだ未熟だ。
アシマリだって瀕死にしてしまったし、計画も立てないで行動をしてしまう、と私は反省してからボールをギュッと握りしめた。
そして先生から勝ったお祝いとしてスーパーボールを5個貰い、バッグの中にそれらを入れる。
その時、後ろから声がかかる。
後ろを振り返ると博士と知らない人がそこにはいた。

｢はい！キャプテンのイリマです。君の戦い、チェックしていましたよ。すっごくゴキゲンでしたから思わず呼び出してもらったのです｣

｢カントー地方からやってきたAだよ。なかなか見込みがあってね。いい技の使い方をするんだ｣

｢なるほど、ウェルカムですよ。では、僕の試練でも技の冴えを見せてください。｣

『試練ですか…？』

｢ええ、キャプテンというのは島キングに挑むための試練を与えるものです。ボク、イリマの試練は茂みの洞窟で行います。ハウオリシティは街中にも草むらがあります。試練の前に新しい仲間を増やしてみてはどうでしょう？……キミのチャレンジ、心から待っていますよ！｣

キャプテンのイリマさん、はそう言ってから階段を下って行った。
私はトレーナーズスクールでのレッスンを終えた、という放送が学校中に流れていく。
私は博士と先生と一緒にトレーナーズスクールの入口まで行き、さぁ出ようというところで待ったの声がかかった。
声をかけたのは戦った4人のトレーナー達で色々な言葉を私にかけてくれた。
ポケモンバトルをしただけで人と知り合いになれるんだ、私はそのことが何だか嬉しくって、今の私ができる満面の笑みでリーリエちゃんとトレーナーズスクールを出た。