島巡り者の人脈 (ページ15)

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島巡り15 ページ15

ポケモンセンターのすぐ隣。
そこにトレーナーズスクールはあった。
私は入口付近にいるリーリエちゃんに声をかける。
リーリエちゃんはトレーナーズスクールについて何かを言おうとしけれど、後ろからの低い鳴き声に驚いて後ろを振り向いた。
私も少し顔を横に出して覗いてみるとどういう事かケンタウロスがこちらを見ていた。
正直に言ってとても怖い。
しかしリーリエちゃんは目的のトレーナーズスクールにはあまり関係はないからとかなりバッサリ、｢気にせず入るとしましょう｣とトレーナーズスクールに入っていってしまった。
だから私もリーリエちゃんを追って入っていくことにした。
トレーナーズスクールの敷地には既に博士がいらっしゃって、見たこともない女の人が私を見ていた。

｢おお！A！いつの間にか追い越していたぜ！ポケモントレーナーの学び舎、トレーナーズスクールにようこそ！｣

｢あーククイ博士！そのコですね、レッスンしちゃうの｣

｢頼むぜ先生｣と博士は知らない女の人の方へと振り返った。
私は博士からたった4人のトレーナーに勝てばいいことを教えてもらったので意気揚々と勝負をしに行こうと思っていたら博士から学習装置、というものをもらった。
どうやら戦闘に出ていないポケモン達も経験値を得られることができるという便利アイテムだそうだ。
そして4人のトレーナーの中にキャプテンという人がいるらしい。
キャプテンとかこの島でどういう役割をしているのか分からないけれど何だか強そうな名前だな、と呑気に私は頭の片隅にそのことを置くことにした。
私はまず、誰かが隠れていそうなところはないかと探し、右側の奥に道があることを発見したのでそちらの方へと足を進める。
すると予想通りトレーナーらしき人がいたのでわたしはなけなしの勇気を振り絞って、その女の子に話しかけた。

｢先生に言われて待っていたの！あたしのポケモンに勝てたらシンプルで大事なこと、教えてあげるよ｣