ほわいと闘病日記。３

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Aside







A「…ったぁ、」(ｻｽｻｽ







またや…







一発めぇのリハ中に起こった、あの胸の痛み、


私の闘病生活の全てが始まるきっかけになったあの痛みが、


この頃また、襲ってくる。








看「Aちゃん、明日検査ね」



A「また悪くなってるんかなぁ…」



看「それは検査しないとわからんよ」



A「ねぇ、今日リハビリのお部屋行きたくない…」



看「わかった。じゃあ病室に先生呼ぼうか？」



A「ん、お願いします」








具合悪いから、病室から離れるのが怖くて…


なんなら、看護師さんにずっと居て欲しいくらい。








.








先「Aちゃん、こんにちは〜」



A「あ、せんせ、」



先「元気ないね？大丈夫？」



A「具合悪いんやもん…。
でも手動かせるから大丈夫。やらな訛るし」



先「せやね。じゃあ始めよっか！」








すぐにリハビリの先生が荷物を持って来てくれて、
いつも通り、リハビリを始める。








先「……」



A「…硬い？」



先「ちょっと硬いね。ほぐしていけば大丈夫やと思うけど」



A「あ、今日ご飯食べる時、スプーン落とした、握られへんくて…」



先「そっか…びっくりした？大丈夫やった？」



A「ん、びっくりした、もう持てないんかと思った…。でもね、交換してもらってからは落としてへんよ」



先「毎日リハビリしてるから、頑張れてるんやね、Aちゃんの手。」



A「先生のおかげ？」



先「かもね？」



A「ふふ、ありがと。」








自分でもわかるくらい、病は気からタイプなうちやけど、

やっぱり最近、それだけじゃない気がする。




だんだん体が鈍ってきて、だんだん動かなくなってきてるのが、すごい分かる。日々実感してんねん。







心臓が悪くて、そのせいで脳も鈍って、体が弱って…

そう考えたら、胸が痛くなるのも納得やし、
検査して数値が悪なってたとしたも、頷くしかないねんな。







みんなに言ったら心配かけるから誤魔化したい自分と、


痛くて怖くて寂しくて不安やから、素直に言って、誰かに隣に居って欲しい自分がいて……




メンバーはきっと後者を望んでるんやろうけど、
こっちにも考えとか葛藤とか色々あるわけで…









結局、悩んで悩んで、1日なんて去っていくねん。


次メンバーに会う時、どうしたらええんやろ。

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