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ぞくっと、背筋に悪寒が走る。
後ろの、私の腕を掴んでいる人物から殺意にもにたものが、伝わってくる。
今、かなり危ない状態なのは、嫌でもわかる。
・・・久しぶりだ、この感じ。
この人は、私を狙ってる。
「よお、嬢ちゃん。」
「まさか、こんな場所で見つかるとはなぁ。少し不用心すぎねぇか?」
1人じゃない。
何人かいる。
「神崎A・・・!」
でも、そんなこと考えてる場合じゃない。
早く逃げなきゃ・・・!
だっと走り出す・・・
はずだったけれど。
足にすさまじい痛みが走って、前のめりに倒れてしまった。
足、切られた・・・!
「おいおい、いきなり逃げようとするんじゃねぇよ。」
「俺らのこと、覚えてるか?」
は?
覚えてるかって言われても・・・
!
この人たち、一ヵ月前、私を切りつけた・・・?
「あれで死ななかったのかよ、お前。」
「その能力のおかげか?」
「なら、その傷も治せるよな?」
そう言うと、そいつはナイフを突きつけてきた。
少しずつ首に近づけてくる。後ずさりすらできず、ただ黙ってナイフを見つめる。
隙があれば、逃げ出せるはずだ。
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姫奈 - 氷月くまるさん» コメありがとうございます。はい、中学生ですよ!一年生です。すごいだなんてそんなことないです。でも、お褒めの言葉とても嬉しいです、ありがとうございます!! (2016年11月21日 13時) (レス) id: 1b82a4cf21 (このIDを非表示/違反報告)
氷月くまる(プロフ) - 友達に教えてもらって読んでみました。とてもとても面白かったです!コメントでの話ですが中学生なんですか?だとしたら本当にすごいですねぇ!!! (2016年11月20日 20時) (レス) id: 077e76169c (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - 十束出雲さん» あ、ありがとうございます!!楽しんでいただけるよう頑張ります! (2016年4月27日 22時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)
十束出雲(プロフ) - 凄い面白いです!!更新楽しみにしてます!! (2016年4月27日 18時) (レス) id: 207f47b422 (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - R・Kさん» おおお!!まだ一話も更新してないのにコメントをくださるとは!!頑張ります! (2016年4月17日 21時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:姫奈 | 作成日時:2016年4月16日 18時