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#28 ページ29

十束 side


街中まで探しにきた。

でも、人が多すぎてこれじゃあわからない。

思ったように移動もできないし・・・

いったん人ごみをぬけ・・・


・・・あれ?

今、一瞬Aちゃんらしき人物の姿が見えたような気がした。

十束「Aちゃんっ!」

呼びかけてみる。

ここからじゃ、聞こえたか怪しいけど・・・

A「!」

その人物が、振り向く。

やっぱりあれはAちゃんだ!


A side


十束「Aちゃんっ!」

十束さんの声が、聞こえた気がした。

この人ごみの中なら、探しにきても見つからないと思ったのだが。

ばっと振り向く。

でも、私の背じゃどこにいるのかわからない。

人ごみに流されながら、周りを見渡す。


・・・!いた!

突然ふっと目の前、ほど近い場所に明るいライトブラウンの髪が現れたのだ。

目立つ髪色だから、すぐにわかる。

踵を返し、人の流れに逆らって走り出した。

十束「!待って!」

後ろから、呼び止める声が聞こえる。

追いつかれないように、必死に人をかき分けながら進む。

暗い路地裏に入ったときには、もう十束さんの声は聞こえてこなかった。

A「はぁっはぁっ・・・」

少し走っただけなのに、息切れがすごい。

まあ、あんなに外に出ていなかったら体力が落ちるのも当たり前、か。

息を整えながら、反対側の通りに出ようとする。

・・・暗い場所にいたら、いつ誰に狙われるかわからない。

自分の立場くらいわかっている。

あの場所を、バーHOMRAを出たら、危険なことはわかっていた。




なら、なんで逃げ出してきちゃったんだろう・・・

危険な目に合うなら、あそこにいた方が・・・


『ガシッ』




突然、後ろから腕を掴まれた。

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姫奈 - 氷月くまるさん» コメありがとうございます。はい、中学生ですよ!一年生です。すごいだなんてそんなことないです。でも、お褒めの言葉とても嬉しいです、ありがとうございます!! (2016年11月21日 13時) (レス) id: 1b82a4cf21 (このIDを非表示/違反報告)
氷月くまる(プロフ) - 友達に教えてもらって読んでみました。とてもとても面白かったです!コメントでの話ですが中学生なんですか?だとしたら本当にすごいですねぇ!!! (2016年11月20日 20時) (レス) id: 077e76169c (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - 十束出雲さん» あ、ありがとうございます!!楽しんでいただけるよう頑張ります! (2016年4月27日 22時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)
十束出雲(プロフ) - 凄い面白いです!!更新楽しみにしてます!! (2016年4月27日 18時) (レス) id: 207f47b422 (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - R・Kさん» おおお!!まだ一話も更新してないのにコメントをくださるとは!!頑張ります! (2016年4月17日 21時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:姫奈 | 作成日時:2016年4月16日 18時

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