検索窓
今日:10 hit、昨日:3 hit、合計:560 hit

りんご型爆弾大事件【6話】 ページ15

2カ月ほど前、駅に仕掛けられた爆弾を、たまたま居合わせた私たちが解体したことがある。その時に公平が、・・いや平ちゃんが見事に処理したのだ。

「任せてくださいよ警部☆俺に不可能はありませんよ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうだな」

・・・・内村警部。

「今回のは、ちょっと厄介なブツでな。お前が喜びそうな・・」
公平が喜ぶものなんて、多すぎて予想できないが、内村警部の表情を見る限り、まさか。

「りんごジュースですか!!??」
 
そんな爆弾あるはずがない。







・・・・・・・・・・・あったよ。ありましたよ。りんご型の爆弾。

「この容器いっぱいにりんごジュースを溜めないと、爆弾を解除しないらしい。しかも、果汁100%を用意しろ、だとさ」
「・・警部、サイコーじゃないですかっ!」
公平、爆弾を見て喜ぶんじゃない。危険物のまわりでホップ、ステップ、ジャンプしている公平の神経は理解できない。

話をまとめるとこうだ。

昨日の夜、警察へ爆発予告が届いた。時刻は今日の日付があり、時間は予告されていない。場所は、この大学の倉庫。最近使われた様子はなく、唯一つけられていた南京錠は壊されていた。爆発物は巨大なりんご。一メートルはあるだろうその容器は、鑑識が調べた結果、プラスチック製。爆弾を解除するには、100リットルのりんごジュースが必要で、果汁100%でないと、すぐさま爆発するらしい。

いったい誰がこんなものを作ったんでしょう。喜ぶのは明らかに公平だけだと思いますが。

りんご型爆弾大事件【7話】→←りんご型爆弾大事件【5話】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.5/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:コメディ , 探偵 , 二重人格の変人とオカン系男子   
作品ジャンル:ギャグ, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:商社へGO(しょーごしゃん) | 作成日時:2017年8月29日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。