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智にぃサイド
熱も下がって
体も楽になった。
翔「智にぃ、話しある」
怒ってるよね？
「…こってるなら…だ」
翔「怒ってるよ。
いやでもなんでも関係ないよ？」
俺の方がおにぃちゃんなのに…
翔「智にぃと約束してるよね？
体調悪くなったら、すぐ教えて？って
なんでまた約束破るの？何回も何回も…
前回も次はちゃんというっていってたよね？」
「…ん…なおるもん…」
翔「治らなかったでしょ？」
「んん、なおるの…」
翔「約束守れないの？」
「…もる。」
翔「本当だね？次破ったら俺知らないからね？
俺もう智にぃの事診ないからね？」
「まもる…」
翔「よし、じゃあ、言わなかった件は
おしまいね？」
「ん？もうないよ？」
翔「本当に？」
「…ん…」
翔「じゃあ、これは何？」
「あ…」
翔が俺の前に出した
市販薬のゴミ…
「それは、…のんだ」
翔「我が家のルールでさ、
市販薬勝手に飲んでいいんだっけ？」
「だめ…」
翔「ならなんでしたの？」
「でもね、」
翔「でもねじゃないよ？」
「んーん、でも、
俺飲み合わせ悪いのとかないから」
翔「飲み合わせの問題もあるけど
そうやって隠れて飲んで薬効かなくなって
一気に体調悪くなったら俺たち心配するよ？
今日いきなり？ってびっくりしちゃうよ？」
「ん、ごめんなさい…」
翔「もう勝手に市販薬飲まない？
次から欲しい時は教えて？そしたら、
薬あげるから、いい？」
「ん…めんなさい」
翔「いいよ、くる？」
腕を広げた翔。
「んん、別にいいもん…」
素直じゃない自分。笑
翔「ん？いいの？閉じちゃうよ？笑」
「んー、いく…」
ぎゅってしてもらって
気持ちが落ち着く。
「ふふ、しょーの匂い。笑」
翔「あんまりかがないでよ。笑」
事故で免疫下がったから
体調崩すようになったって言われたけど
ちがうからね？ちょっと風邪引いただけ。笑
また、弟たちに支えられて
助けられたな…
End
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作者名：ナマコ | 作成日時：2022年2月5日 15時
