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翔にぃサイド
帰ってくると
雅紀は上にいるらしくて
和は、玄関まで迎えにきた。
和「おかえり、聞きたいことある」
「ん？聞くから先に手洗いさせて？」
和「ん、座って待ってるね？」
手洗いから帰ってくると
和は不安げな表情で座ってた。
「どうしたの？」
和「なんで？最近おかしい…」
「ん？痛いところあるの？」
和「俺じゃないよ…」
「雅紀？」
一生懸命首を縦に振って
目にはたくさんの涙をためてる。
和「あのね、最近眠くて辛そうなの。
だから、眠い副作用の薬やめてあげて？」
「ん？副作用？そんな薬あげてないよ？」
和「あげてるよ、だって毎日眠そうだもん。」
「ちょっと雅紀に聞いてみるか…
呼んでくるから待ってて？」
雅紀の部屋に行き、
眠そうと言ってるくらいだから
眠ってるのかと思ってたけど
立ちながらスマホいじってた。
「まさき？ちょっときて？」
雅「ん？下？」
「そう…」
雅「何で？」
「聞きたいことあるから。」
雅「聞くだけ？」
「そう。」
雅紀を下に連れてくる。
「まさき？最近眠れない？」
雅「！」
雅紀は和の方に目を向ける。
「雅紀、話してるのは俺でしょ？」
雅「眠れてる、大丈夫」
「やっぱり飲み合わせの問題かも知れないから
一回検査しよう？」
雅「ちがうよ？」
「ん？」
雅「薬の飲み合わせじゃない」
「ん？眠い理由わかるの？」
雅「ん？んー、うん。」
「なんで？眠いの？」
雅「んーっと、最近ちょっと夜更かし。
勉強ついていけてないから、ちょっと…」
和「嘘つき…雅紀は別に勉強遅れてないよ」
雅「かーず、言わないで…」
「まさき。」
雅「ただ、ちょっと寝つきが良くないのかもしれない。
ただ、それだけ。ね？もういい？」
和「ここ最近ずっとだもん…
それにさ、今日授業中眠くなったら…」
雅「やめて…んん、かず、やめて…」
和「眠くなって足とか手をつねってた。」
「ん？つねる？まさき？つねったの？
ちょっと見せて？」
雅「あひゃ、平気1回だけ。」
雅紀は何と戦ってるの？
「まさき、ここ座って？
何か悩みあるなら聞くからさ、
お話ししてて？」
雅「やだ…別にない…」
「ないことないだろ？
だったらやっぱり薬の飲み合わせ？」
雅「ちが…」
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作者名：ナマコ | 作成日時：2022年2月5日 15時
