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五話 2 ページ6

御館様「それに、炭治郎は鬼舞辻と遭遇している。そして、太陽を克服したAに追っ手を放っているだろう。私は鬼舞辻が見せたしっぽを掴んで離したくない。分かってくれるかな?」





シーンと静まるこの場に傷だらけの男が立ち上がる。





不死川「分かりません!!御館様!人間ならば生かしておいてもいいが、鬼はダメです。承知できない!」






そう言って、自分の刀で腕を切る傷だらけの人。そうかと思えば姉の箱を掴み上げる。





不死川「御館様……証明しますよ俺がァ!!鬼という物の醜さを!!」





男の腕からの血の匂い、山の戦いのこともあり、クラクラする……それより……姉を……




伊黒「不死川、日なたではダメだ。日陰にゆかねばそっちの鬼は出てこない。」




不死川「……御館様、失礼仕る」





そう言って、箱を持ったまま屋敷の中に飛んでいく傷だらけのひと。





「や、やめて!!」




私は、箱を誘うとする傷だらけの男に向かって飛びかかる。男は軽く避けて、私を畳に押し倒し片足で腹を踏みつけられ動けなくなる。




炭治郎「A!!禰豆子!!やめろーーーっ!!」




そう叫んだ兄だが、苦しそうにむせる兄の声が聞こえる。私は男の足をつかみ退けようとしたが、全く動かない。






不死川「出てこい鬼イイ!!お前らの大好きな人間の血だァ!!」





そう言って、箱の蓋を開ける不死川。ぼたぼたと私の顔にも男の血が落ちてくる……箱から出てきた姉は苦しそうに唸る……






「姉……さッ……ウグッ……」




声を出そうとすれば更に足の力が増す……苦しくて息が詰まる……でも、私より……姉が……






「っおねぇちゃん!!」
炭治郎「禰豆子!!」






私と兄の声を聞いて姉の呼吸が整い始める……そうかと思えば姉は私を見て、私を踏んでいる傷だらけの男を押しのけて私を抱きしめる姉…






御館様「どうしたのかな?」




女の子「鬼の女の子はそっぽを向きました。また、Aと言う鬼の少女は血の匂いを諸共せず姉を助けようとしていました。」





御館様「そうか、ではこれで、禰豆子とAが人を襲わないことの証明ができたね。」




と、まとめる御館様……
私は、姉を箱に入れて背に担ぎ兄のところにフラフラと歩いていく。そして、私は兄に倒れ込むように抱きついてただ兄を見上げる。





そうしている間に話は終わったのか、これからお世話になる場所に連れていかれた。

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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年10月21日 18時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - さゆさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!!更新遅めですが頑張ります!これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2020年5月29日 14時) (レス) id: c53d9db867 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ - このお話おもしろいです!更新頑張ってください! (2020年5月29日 9時) (レス) id: f13f440923 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年5月28日 16時

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