検索窓
今日:16 hit、昨日:9 hit、合計:21,731 hit

【5】幼い頃の話 ページ5

あの日、大笑いした私は。あの日以来お姫様に部屋から連れ出されるようになった。そして、今日、お姫様の従兄・スウォンと言う少年に合わせてくれるらしい。




ヨ「スウォン!彼女がハルよ!そして、彼は私の従兄のスウォン!」



ス「……噂はかねがね聞いてます。」



貴「…………そう、よろしくお願いします。」




そう言って、ニコニコ微笑み握手を求める彼の手を無視する。それに、キョトンとしながらも、今日は何して遊ぶか姫様と話し合う。





ヨ「かくれんぼよ!!私が鬼をやるからハル達は隠れてね!!」


ハ「………天気悪いのに、外で遊ぶんですか?部屋で寝てましょーよー」




なんて言うハクを無視し、数を数え出すお姫様に私はその場で立ち尽くす。それを見かねたスウォンが、私の手を引き歩き出す。





ス「ヨナからは聞いてますよ、ハルはここに来て、挨拶以来部屋から出てないと。最近は部屋から出てると聞いてます。けど、まだよく分からないでしょ?」





そう言って、植木の影にしゃがむスウォンに手を引かれ私もしゃがむ





ス「ここは、ヨナもハクもあまり知らない場所なんですよ。穴場です。」




貴「……さっき、噂は耳にすると言っていた。私の噂を聞いてどう思った」




ス「…………」




貴「私の噂を知っているなら知っているはずだ、私の噂を聞いてどう思った。幼い頃から3回か4回は結婚している。そんな私は、貴方の幼なじみ達の近くにいていい人間でわない。そう思わないか」




ス「私は、噂で人を判断したくないです。噂がどうであれ、ハルがハルならそれでいい。」




ハ「近くにいていいか、近くにいたらダメなのか、俺らが決めることじゃなくて、姫さんが決めることだろ?それに、あんたが姫さんに、害を加える奴なら、イル陛下はあんたから姫さんを遠ざけるはずだし。」





いつの間にか居たハク。私は驚き彼らを見る。スウォンは微笑み、ハクはただ空を見ている。





貴「…………ここは、見つからなかったんじゃないのか。」





そう言って、照れを隠しスウォンを見ればスウォンはおかしいなぁーって、微笑んで私の頭を撫でた……それに続き、何故かハクまでもが…………

【6】幼い頃の話→←【4】幼い頃の話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
197人がお気に入り
設定タグ:暁のヨナ , スウォン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 海未さん» コメントありがとうございます!好きと言っていただけて嬉しいです!!更新遅めですが、最後まで書くのでお待ちください! (2020年11月1日 22時) (レス) id: c53d9db867 (このIDを非表示/違反報告)
海未(プロフ) - 凄く面白くて好きです…!こんな話を待ってた、更新頑張ってください〜! (2020年11月1日 20時) (レス) id: a7c47992ac (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年9月21日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。