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あの日から数日がたった、私の姿は万事屋と書かれた看板の2階の家にあった。
「どうするんスか!生活費までひっぱがされて。今月の僕と遥姉さんの給料ちゃんと出るんでしょーねぇ!頼みますよ?ぼくんちの家系だってきついんだから。」
なんて、ここのオーナーの銀髪の彼、坂田銀時に話す新八くんを見ながらも、我が家。と言わんばかりに私はくつろいでいた。
「腎臓ってよォ……2つもあんの。邪魔じゃない?」
「売らんぞ!!何恐ろしーこと言ってんだ!!売るなら自分のをどーぞ!」
なんて、ツッコミ役の新八くんを見ながらも【花○め】を読んでると銀さんが私の隣に移り私に腕を回してくる。
「ちょ、遥姉さんにいかがわしいことしてみろ!?ケーサツにセクハラって訴えるからな!!」
なんて、吠える新八くんに片耳を抑えて私に頭を寄せて
「君の弟君うるさいんだけどー。どうにかなんねー?」
「んー。銀さんがまともに仕事したら治るんじゃないかな?」
なんて、漫画から目を外さず言うとがくっと肩を下ろしテレビをつける。
「妙ちゃんもキャバ初めて……新八くんは仕事がないけど、万事屋でバイト……私も姉として……風○でも働くか……」
なんて、漫画から目を離して呟くと2人が勢いよく私の肩を掴む。
「遥ちゃん!?やめとけ、エロジジイとあんなことやこんなこと……」
「姉さん!!僕がちゃんと働くから……そんな仕事しないで!!」
「はぁ……でも、私だけ働かないのは……万事屋さんに姉弟を雇ってもらうにしても……給料でなさそうだし……はぁ……」
なんて、銀さんをチラチラ見れば目を合わそうとせず。そうしてると客を知らせるインターホンがなり銀さんがドタバタと玄関に向かって飛び蹴りする。
「金ならもうねーって言ってんだろうが!!腐れババアーーー!!」
なんて、とても偉い人みたいな感じの男性に飛び蹴りをかます銀さん。
「な、何してんのあんたぁーー!!」
「すみません間違えましたー。でなおしてきます。」
新八くんが突っ込む中、何事もなかったかのように家に入ってこようとする銀さん……
「いや、とりあえず……幕府の人らしき人の話聞いてあげよ?」
なんて、私がいえば、飛び蹴りをされた人がガバッと私の手を取り泣きそうな顔をしていた。それからというもの。何故か私をベンツに人質にされ、残り2人が乗せられたのだった。
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作者名:遥 | 作成日時:2019年1月10日 12時