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祭りは騒動となり終わりを告げた……私は煙が立ちのぼる祭り会場を見つめてたっていた。
「おねーさん?こんな所に1人?」
なんて、知った声に声掛けられ振り向けば銀さんがいて、苦笑しながら
貴「祭り……終わっちゃったね……もっと、楽しみたかった……」
銀「…………来年もあるだろーよ。そんときは、俺と……いや、みんなで楽しもーぜ!」
貴「……そうだね……うん。来年まで待っとくか!!」
なんて、来年じゃなくても今年もまだお祭りは沢山ある。そう思い、銀さんに家まで送ってもらった。
次の日の朝。
万事屋にいく途中、二つの知った背丈と着物が見えその真後ろに経つ
貴「てめぇ、私の祭りの邪魔しやがって……死ねよチビ助」
高「なっ!?」
言うと同時に回し蹴りをしたが、ギリギリで避ける。
貴「幕府をダメにしたきゃ祭りを巻き込むんじゃねぇーよ。このバカ助!!」
高「あっ、あんたもいたのかよ」
貴「当たり前よ。あんたより祭り好きの私が行かないはずないでしょーが!!このバカ!この落とし前は必ずつけてもらうわよ!チビ助!!」
そう言って立ち去る私に
桂「遥殿は怒ると恐ろしいな……」
高「ズラ……あいつは兎の皮を被ってる大人しい顔をした女だが……中は恐ろしいほど猛獣ぐふっ……」
言い終わる前に高杉のデコに簪が刺さる……
桂は思った。
避けきれたのに避け無かったのはアイツのこころに思うところがあったのか……それとも………。
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作者名:遥 | 作成日時:2019年1月10日 12時