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空の遊郭。作ったという船に来たんだけど、そこらかしこに天人……人間なんていやしない。
貴「ねぇ、ここ、遊郭で……美人を集めてるんだよね?あれって……美人なの?」
と、言いながらも芸子風の着物を着てる猿を指さす。それを見た借金取りが天人からみたら美人なんだよ!と叫ぶ。
それを聞きながらも座敷に入れられ花魁の着物を着せられる。そうかと思えば、ガバッと肩を出され谷間が見える。
「うひゃーーー!着痩せタイプ!!」
貴「いや!ちょ、辞めろって……」
「いや、やめたら客の相手できねーだろ?ってかさー。商品になるより俺の女にならねー?」
貴「なりませんー。」
なんて、気だるそうに言ってるが……
今現在進行形にて、押し倒されております。
「お前なら、可愛がってやってもいいし。借金チャラにして好きなものや好きなこと、やらしてやるけど?」
貴「……あー。そういうのいーや。だって、私のほしいもの、あんたが手にできるもんじゃねーからさ。」
なんて、意味深に微笑めば何が欲しいか聞いてくる。だから、わらいながら
貴「そうだなー。私を苦しまずに殺してくれる人。」
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作者名:遥 | 作成日時:2019年1月10日 12時