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私達は銀さんがトイレにこもっている間に河辺に移動して橋の上でゴリラを眺めている。
貴「……ねぇ、今頃だけど……彼ってだれ?」
新「遥姉!?知らなかったんですか!?彼はほら、あの爆弾事件の時に現れた真選組の局長の近藤さんですよ?」
貴「…………オマワリさんがストーカーってどうなの?」
妙「でも、銀さんに悪いことしちゃったわね……かれ、強いわよ……」
そういった妙ちゃんにクスリと笑い彼を見ながら、銀さんの方が強いよ。と言うと驚いた顔をする妹と弟。それを無視してゴリラを見ていたら銀さんが現れる。
近「やっと来たか、まぁ、お姉様の前で婚約者を見捨てたら顔向けできんわなぁ!」
銀「けっ、俺ゃー姉に気に入ってもらわねーといけねーぇんでな……んま、俺はコレ(木刀)でいいんでさっさとやっちまおーぜ。」
なんて言う銀さんにゴリラも木刀で勝負するといいだし銀さんがそれを聞いてニヤリと笑い自分の持っていた木刀を投げ渡して新くんから予備の木刀を貰う。そしてお互い木刀を振り上げてぶつかり合わせようとした時、ゴリラの木刀がポキリとおれる。
貴「んふふ」
その光景に笑う私だが、ゴリラの声でもみ消され、決着ついた。と笑いこちらを見る銀さんに新くんと神楽ちゃんが飛び蹴りボコボコにする。それを見ながらも妙ちゃんを見れば妙ちゃんも笑っていて……銀さんを見ながらも
貴「不器用な人よね……銀さんが全ての泥被って……フフ……」
妙「遥姉………さん……?」
珍しいものでも観るように私を見る妙ちゃんに微笑み家に向かって歩き出す。妙ちゃんは一度橋の下を見てからクスリと笑い私のあとを追ってくる。
貴「今日は何食べたい?お姉さん、奮発しちゃうよ!」
なんて言いながらもスーパーに寄って家に帰り、家族三人で鍋を囲んだのだった。
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作者名:遥 | 作成日時:2019年1月10日 12時