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貴「私、万事屋の一員になったつもりは無いんだけど?」
銀「あぁ?そんなの銀さんの万事屋に来る時点で一員と一緒ですぅー!ってか、なんのために毎日来てるの?」
貴「え?んー。うちの可愛い弟が銀さんの悪の手に落ちないか心配で来てる?」
神「私、遥姉が来てくれると嬉しいある!!これからも来るよね?」
貴「えぇ。ずっと伺うつもりよ?」
なんて、新八くんをよそに歩いていたら着いてしまった大使館。
銀「ここであってんだよな?」
新「大使館……これ犬威星の大使館ですよ。イヌイ族と言ったら……地球に最初に来た天人ですね。」
銀「あー。江戸城爆撃だったっけ?」
神「おっかねーアル……」
新「いや、神楽ちゃんが言えたことじゃないからっ!!」
なんて、話してる三人を見ていたら大使館の壁にもたれて座っている僧侶がみえる。僧侶を見ていたら足音が聞こえそちらに顔を向けるとでかい犬。がいた。
犬「こんな所で何やってんだ?食われてーのか?」
新「いや……僕ら……届けものを……」
銀「おら、神楽……はやくわた……」
神「チッチッチッ。おいでワンチャン酢昆布あげるヨ」
なんて、しゃがみ、でかいわん公を酢昆布でつろうとする神楽ちゃんを銀さんが軽く殴り、荷物を取ってわん公に渡す。
が、それをわん公は受け取らず手を払い除けたかと思えば、その荷物は屋敷内に飛んでいって……爆発した……
バラバラと落ちる瓦礫に暴風……その中私達はわん公と固まっていたが……
銀「なんか、よくわかんねーけど………するべきことは分かった……」
なんて言いながら私の腰に腕を回しクイッと抱き上げたかと思えば……クルッと向きを変えて……
銀「逃げろぉーーーー!!!」
なんて走り出すが、わん公に手を掴まれる新八くん。それに私を下ろし直ぐに神楽ちゃんの腕を掴む銀さん……
銀「新八くん!?てめーどう言うつもりだっ!!はーなーせー!!遥逃げろ!」
新「嫌だ!1人は嫌だ!!けど、遥姉さんは逃げてくださいっ!!」
神「私、遥姉守るために一緒に逃げるアル!!離すネ!!」
なんて言って争う3人に溜息をつき、わん公に近づく……わん公も3人も私を見ているが。私はわん公に微笑み……
貴「私の弟に触んじゃねぇ!この忠犬わん公が!!!」
なんて、大使館からぞろぞろ出てくるわん公を無視して新八くんの腕を掴んでいた腕を蹴りあげた。
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作者名:遥 | 作成日時:2019年1月10日 12時