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5 久々の ページ5

コンコン



ポジティブに考えると…



普通の人間として普通の町で楽しく暮らせるということ。



ネガティブに考えると…



失恋した。



だめだ…涙出てくる。私ってこんなに弱かったっけ。



神楽「はいはーい!誰アルかーー…ってA!どうしたネ!なんで泣いてるアルか!?」



よりによって神楽ちゃんなの、今出てくるの…………。



瓜二つのこの顔見てるとさらに泣けるわ。



『と…泊めてほしいなーって…』



神楽「いいアルよ。でも理由話してくれないと怒るアル」



ゔ………そう来たか。



神楽ちゃん、聞いたら絶対怒るだろうし。



いや、私が悪いんだけど。



銀「うぃーす何してんだテメェ。野郎はどうした」



『はいはい一人ですよ』



銀「とか言ってどっかから飛んできたりしねえだろうな!?」



『…………来ないよ、ここには』



新「とりあえず家入りましょう。話はそれからで」



神楽「久しぶりに会えて嬉しいアル!」



みんな歓迎してくれるけど私には申し訳なさしかない…。




『えっと…私、さ』



銀「別に話したくなきゃ話さなくていい。顔に出てんぞ」



無駄にそーゆーとこだけ気が効くよね銀さんは。



神楽「何があったか知らないけど私たちはAの味方アル」



そう言って神楽ちゃんは私を抱きしめてくれた。



『ありがとう…みんな…っ、』



そのまま泣きつかれ、気づいたら朝になっていた。



全部夢だったらよかったのに。



そう思っても無駄なのはわかってる。



私の心はどんどん空っぽになっていった。






神威と離れて数週間経った頃、私は一人で川岸にいた。



涙は出なくなったものの、いまだに忘れられず心はモヤモヤしたまま。



体調は徐々に回復した。最近は誰とも戦ってないから体力はどうかわからないけど。



やっぱりこっちの空気の方が合うのかなぁ。



『なーんて…ね…』



阿「なーに独り言言ってんだ」



!!!!



振り向くと、後ろにいたのは副団長だった。



『副団長…、何してんの、こんなとこで………』



阿「元気そうでよかったぜ。これ、お前さんの荷物が届いてたから届けてやれって」



『…届けてやれって…誰が』



阿「あ?あー…いや、荷物整理してた団員がよ」



嘘くさいけどそれ以上は聞かないことにした。



『………ありがとう。みんな元気?』



阿「あぁ。変わらずな」



『そっか…』



気まずい。話すことが何もない。

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作者名: | 作成日時:2022年3月7日 23時

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