近所のお兄さんが、苺の王子になってたんですけど。【stxxx/桃】

愛してる ページ27

莉「あー！Aだー！」

こ「僕らだよー！こっちこっち！」

ジ「うわ、綺麗.....」

手を振る5人。

『わ〜！みんな！！』

私も手を振りかえし、みんなの方へ走る。

『みんな、今日は来てくれてありがとう！』

る「Aのドレス姿、素敵です！」

な「今日はさとみくんとAちゃんの、結婚式だもんね！」

『あはは.....』

そう、私

さとみと結婚するんです。

そして今日が結婚式。

だからすとぷりのみんなも、お祝いに来てくれたの。

私とさとみのことは、今ネットで話題。

さとみからりすなーの子に、「結婚する」って明かしたんだ。

りすなーさんは、戸惑いながらも受け止めてくれて。

本当に、いいりすなーさん達だなぁ、と思う。

さ「A〜！」

莉「あっ、さとみくんじゃん」

『さとみっ！』

タキシード姿のさとみが、こっちに走ってくる。

正直、カッコいい。

さ「みんな、来てくれてありがとう」

る「当たり前ですよ！」

ジ「そうそう！」

こ「ふーん、なんか僕ら邪魔？」

な「せっかくだし、二人でいれば？」

さ「っ、そうだな。A、庭にでも行く？」

『うっ、うん！』

私たちはみんなに見守られ、庭へと向かった。









『はぁーっ、式、緊張するね！』

さ「ホントホント」

『.........タキシード、カッコいいよ』

さ「......Aだってドレス姿、可愛いし......」

『っ.......』

う、照れくさい。

『あ〜、色々あったねぇ。さとみがすとぷりだって知ったとき、驚いたよ』

さ「俺も自分でびっくりw」

『なんでよっ！w』

思わず笑みが零れる。

『…さとみお兄ちゃん』

さ「なっ、おまっ、その呼び方卒業したんじゃ.....」

『久しぶりに、ね？』

さ「っんだよ....」

『さとみお兄ちゃん、好き』

さ「っ........！？」

真っ赤になるさとみ。

彼は苺の王子で。

でも今だけは私の王子様。

ふふっ、欲張りかな？

するとさとみが、私の頬に手を添える。

『！？』

さ「......A、愛してる」

ううっ、心臓に悪い.....。

さ「.....キスするよ？」

『うっ、うん......』

私は真っ赤になりながらも、目を閉じる。





「A、学校行くぞ」

“優しい近所のお兄さん”だった人が


「ちょ、ころおおおおおん！！」
「みんな応援ありがとな！」

苺の王子になっていて、びっくりしたけど。

今私を愛してくれていて。

チュ_______

リップ音が響く。

『ふふっ.....。さとみお兄ちゃん、愛してる』

さ「俺も、愛してる」





今までもこれからも、君を愛し続ける__________

あとがき→←誰よりも、君が好き。

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