近所のお兄さんが、苺の王子になってたんですけど。【stxxx/桃】

王子様 ページ2

『なにそのすとぷり…って？』

なんか可愛い響きだけども。

さ「あー、Aは知らないか…」

『なんかごめんなさい…』

さ「はは、別にいいって。
＿＿＿＿すとぷりはね」

そしてお兄ちゃんはスマホを取り出した。

さ「歌ってみたを動画サイトに投稿したり、生放送をしたり＿＿＿＿」

それから１５分くらいさとみお兄ちゃんによる、すとぷり講座。

いろんなことに挑戦しているグループらしく、私も夢中になってしまった。

『へぇ〜〜！さとみお兄ちゃんすごっ！！』

さ「そ、そうか…？」

『うん！私もお兄ちゃんの動画見る！！』

さ「……ありがとな」

いやぁ、お兄ちゃんすごいなぁ……。

感心しながら私は自分のスマホで「すとぷり」と打ってみた。

するとＣＤの情報や動画が沢山出くる。

そして何気なく『＃さとみ』とTwitterに打ったら……

『さとみくんマジ神、、、、』

『歌ってみた最高だった(●´∀｀●)』

『次の生放送楽しみすぎ〜〜〜』

などといろんなコメント！きっとお兄ちゃんのリスナーさんだ。

『……………。』

…お兄ちゃんは、すごい。

でもなんか、さとみお兄ちゃんが遠いな。

そうだよね、みんなの王子様だもん。

子供のころは、あんな近くにいたのに＿＿＿＿＿

さ「A？」

『なっ、何でもない。』

ちょっと寂しい

って

うわあああああああ！！！！！

そういうこと思っちゃ駄目！！

なんかそれじゃ、さとみお兄ちゃんのこと好きみたいじゃん！？

それは………悔しいし！！

『じゃあ、私帰るから！！』

さ「ん。夜に酒でも飲みにこいよ。」

『なっ！行かないからね？』

って言って行くんですけど！！

『じゃっ、じゃあね！！』

さ「ん〜」

私は急いで家から飛びだした。


…………大丈夫


妬いてない！！！！！

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