０６ 変な女 ページ8
俺はシュート練習中に珍しくボールをゴールから外した。
そのボールは運が悪いことに女に当たってしまい
気絶したこの女を俺が保健室までおぶってくことに・・・
・・・めんどくせぇ、
まぁ、俺がやったことだからしかたないことだが。
それより・・・重い(汗)
保健室まで行く途中何人かの生徒にこの異様な姿をジロジロと穴が開くほど見られた。
これほど嫌な思いをしたのは久しぶりだ・・・
やっと、保健室に付いたのはいいが先生が・・・いない。
・・・これじゃあこの俺がこの女を看病しろってことか？
ふざけんじゃねぇ・・・
そのとき、女は目を覚ましたようで周りをうかがいながら
何か独り言を言い始めた・・・・・・
「・・・カッコイイ先輩は！？」
・・・は？病人の奴が起きて早々に言うことかよ。
てか、カッコいい先輩って・・・誰だよ(苦笑)
・・・さっさとこんな女置いてって練習行かないとな。
そう思い立ち上がろうとしたときだった。
ベッドにいるこの変な女が俺の兄さんの姿と重なった・・・
「・・・お前、大丈夫か？」
いつのまにかこんな言葉をかけてしまっていた。
「・・・は、はいっ・・・大丈夫、です」
女は答えた。
ついでに冷えピタいるかなんて言ってしまった。
なぜか、このときの俺はいつもの自分ではなかった。
どうも、俺は病人を見てしまうと兄さんと重ねてしまうのだ・・・
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ミカエル(プロフ) - これ気に入った幹事だぁｗｗ＾＾ (2012年4月22日 14時) (
レス) id: c412ddb924 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リサーナ | 作成日時：2011年12月27日 15時
