婚約者5 ページ5
「よお」
『悟くん!』
しょたいめんの日からすうじつご、悟くんが私の家をたずねてきた。
私はあしおとをたてず悟くんのそばに立つ。
きょうは私が悟くんのこんやくしゃとしてのさほうやれいぎをまなびにいく日なのだ。
でも私はおとうさまとおかあさまにいろいろおしえてもらっているし、五条家とうしゅさまが私のさほうはよくできてるからすうじつ通うだけでいいといっていたらしい。
「五条様…Aを宜しくお願い致します」
おかあさまがきて、悟くんにしんぱいそうなかおでそうつげた。
おかあさまはとてもしんぱいしょうなのだ。悟くんとよんだだけで、かおをまっしろにして私にちゅういしてきたんだもの。
でも私のためをおもってちゅういしてくれてるから、べつに嫌なきもちはしない。
けど、ちょっとかほごすぎるなぁっておもうことはある。
「A、行くぞ」
『うん』
私はさしだされた悟くんの手をぎゅっとにぎってあしをすすめた。
ーーーー*
『ありがとうございました』
そらがあかねいろにそまったころ、さほうをひととおりならいおわった私はせんせいにあたまをさげてへやをでた。
せんせいというのは、五条家につかえるしようにんで悟くんの乳母だった人。えがおがにあういいせんせいだ。
それに私がしずかにたったり、しぜんなえみをうかべただけでほめてくれた。すごいですねぇすごいですねぇって。これがほめてのばす、というものだろうか。
きょうはいっぱいほめられたなぁ…
それがうれしくて、ニコニコしながらあるいていると、ドンっとだれかにぶつかった。
「あ?…なんだよ、お前か」
『悟くん…!』
おどろいていると、悟くんは「おわったのか?」ときいてきた。私がうなずくと、悟くんはひょいと軽々しく私をかかえた。そしてうむいわせずにろうかをズンズンあるき、どこかのへやにはいると、ざぶとんの上に私をすわらせる。
『どうしたのですかっ?』
悟くんはこんわくする私になにかをつっこんだ。
『…んぅ?』
「飴やるよ。それと敬語やめろ」
『あ、ありがとうござい』
「敬語」
『ありがとう…』
「ん」
私がタメ口でおれいをいうと、悟くんはうれしそうにほほえんだ。
やっぱり悟くんはきれいで、かっこいい。
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AО777 - コメントありがとうございます!『五条悟の幼妻は離婚したい』と設定は似ているのですが、当作品はほのぼのあまーい感じを目標に書いているのでそう言っていただけて嬉しい限りです…!どうぞ当作品も宜しくお願い致しますっ…! (2月9日 6時) (レス) id: e34a889bc1 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 夢主ちゃんと五条くん…可愛いカップル♡『五条悟の幼妻は離婚したい』とは…また違ったカンジで、すごくいいです!続きを楽しみに、お待ちしております!(⑉ᐢᵕᐢ⑉) (2月8日 20時) (レス) @page11 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AO777 | 作成日時:2024年2月3日 15時