婚約者16 ページ16
「俺夜蛾センと話してくっからこいつよろしくな、傑！」
「ああ、わかった」
悟くんがやがせんせいのせなかをおしてきょうしつをでる。つまりげとうさんと私のふたりだけ。
…気まずいわ
「君、悟の婚約者だろう？」
どうやらげとうさんはさとるくんのうそをみぬいていたようだ。
私がこんやくしゃであるとかくしんをもっているようだけど、悟くんはこのかんけいをかくしたいようだから、バレてはいけない。
『いいえ』
かおいろ、め、てあしにいたるまでふしぜんにならぬようほほえむ。
うまくできたわ…！とおもっていると、げとうさんはふっといみしんなえみをこぼす。
「＿＿なるほどね」
『えっと…？』
「いや、何でもないよ。…でも、そうか…」
げとうさんはすべてをりかいしたようにただほほえむ。
なんだか、ちょっとこわいわ…とおもっていると、げとうさんがそういえばときいてきた。
「さっき悟に自己紹介を遮られていたよね？名前は何ていうんだい？」
『A、です』
みょうじをいわなければバレないはず、とおもいつげると、げとうさんはニコニコがおでもういちどじこしょうかいをしてくれた。
…やさしい人だわ。
「Aちゃん、と呼ぼうか？」
『あ、よびすてでだいじょうぶです』
「そうかい。じゃあそう呼ばさせてもらうよ。私のことは傑と呼んでくれないかな？」
『……すぐるくん、でもいいですか？』
「勿論だよ」
すると、すぐるくんはニコリとほほえんで私の頭をなでた。
悟くんとはちがって、なでるそのてつきはやさしい。
…なんか、ちがう
悟くんよりやさしくて、ていねいで、かみがたがくずれないようになでるそのてになぜだかいわかんをかんじていると、ドアのほうでおとがした。
フワリと、あまいようなにがいような、とくちょうてきだけどいやにおもわないにおいがはなをかすめる。
ドアのところにいたのは、タバコをくわえたびじんさん。
かのじょはけむりをはきだすと、さげすむめですぐるくんをみる。
「夏油、何してんの」
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AО777 - コメントありがとうございます！『五条悟の幼妻は離婚したい』と設定は似ているのですが、当作品はほのぼのあまーい感じを目標に書いているのでそう言っていただけて嬉しい限りです…！どうぞ当作品も宜しくお願い致しますっ…！ (2月9日 6時) (
レス) id: e34a889bc1 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 夢主ちゃんと五条くん…可愛いカップル♡『五条悟の幼妻は離婚したい』とは…また違ったカンジで、すごくいいです！続きを楽しみに、お待ちしております！(⑉ᐢᵕᐢ⑉) (2月8日 20時) (レス) @page11 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AO777 | 作成日時：2024年2月3日 15時
