○同窓会の日 ページ2
年が明けた。
わたしはいつものように家族と。
祖父の家に行ったり、買い物したり。
久しぶりにあった親戚には
お年玉をあげる年齢になった。
今日は同窓会。
夜18時にゆかりと向かうことになっている。
こういう日って、なんだか憂鬱。
【ついたよ!】
【いまいく!】
ゆかりとはこんな端的なLINEでも
心が通じ合っていると思っている。
「あけましておめでとう!今年もよろしくねー!」
いつもと変わらないゆかりの姿に、つい笑みがこぼれる。
憂鬱といっても、行きたくなくても、
オシャレだけはしよう。
メイクして、可愛い洋服に、ネイル。
なんだ、わたし楽しみにしてるじゃん。笑
「ありがとうございました!」
ゆかりの母にお礼を行って車を降りた。
高校の同級生が集まるのだから、
会場は岡崎でも有名な広い居酒屋だった。
「久しぶりー!」
「可愛くなったねー!」
「え?痩せた?」
なんて在り来たりな言葉を交わす。
幹事の野崎くん。(当時は学級委員長。)
「座席はくじ引きね!」
うわぁ、最悪。
なんて思いながら、くじを引く。
こういう時って離れるのよね。
「20番、Aは?」
「6番!全然違うね。よし、行くわ。」
少し気合いをいれて、ゆかりと分かれた。
隣りにいたのは、
「久しぶりだね!覚えてる?」
あ、
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作者名:tee(てぃー) | 作成日時:2018年1月13日 17時