16.裏工作 ページ16
ルチル「しみじみ〜飲めば、シジミ汁〜う〜ぅ〜♪」
桃太郎「今日の味噌汁はシジミですか?」
ルチル「違います。もやしです」
桃太郎「今の歌は何だったんですか?しかももやしって珍しいですね」
ルチル「シジミは身体に良いと聞いたので。でも私は嫌いだから絶対に食べません。
あと、もやしを味噌汁に突っ込んだのは、賞味期限が短くて他に使い道がなかったからです」
桃太郎「突っ込んだって…確かに味噌汁の具は最終手段ですけど。ルチルさんはどうしてシジミが嫌いなんですか?」
ルチル「貝全般嫌いなんです。
『不思議の国のアリス』の『セイウチと大工さんの話』を見てからダメなんです」
桃太郎「牡蠣が食われる奴ですか?」
ルチル「貝を見ると牡蠣達がキャーって叫ぶ声が脳内で再生されるんです」
鬼灯「じゃぁ海鮮料理でもご馳走しますよ」
ルチル「出たなこの悪党め!!それは祝いたいのか呪いたいのかどっちなんですか?」
鬼灯「両方です」
鬼灯は心なしか目が充血していた
桃太郎「何かあったんですか?」
鬼灯「シンシャさんの親が東京に転勤になりました」
桃太郎「本当ですか!?」
ルチル「そうですか」
桃太郎「…え?反応薄くないですか?」
鬼灯「ルチルさんはこうなるとわかっていたんでしょうね」
ルチルは何も言わず、ただ「キャハハ」と嬉しそうに笑うだけだった
桃太郎「どうして転勤になったんですか?」
鬼灯「シンシャさんの父親の研究成果が認められたんです。新細胞が出来たって」
桃太郎「それって…まさか…」
ルチル「STAP細胞はあります」
桃太郎「やっぱりあんたか」
ルチル「シンシャさんの父親に研究データを送ったのも、東京の研究施設にシンシャさんの父親の推薦状を送ったのも私ですよ。
前に桃太郎さんに現世のポストに投函してもらったじゃないですか」
桃太郎「あぁ…あれか。確かに難しい名称だった気がする」
ルチル「簡単に出来るものじゃなかったんですけど、シンシャさんの父親はよく頑張ってくれましたよ。
良かったですね」
鬼灯「良くないです。なんでそう言う報告を私にしてくれないんですか!?」
ルチル「サプライズプレゼント。鬼灯様を喜ばせたかったから」
鬼灯「ルチルさん…」
ルチル「あと、男泣きする鬼灯様が見たかったから」
鬼灯「桃太郎さん。今日の晩御飯は魚介類のフルコースですよ」
2014.11.20
☆2回も小保方さんネタ出すつもりは無かったんですよ
でも、昨日流行語にノミネートされてるの見ちゃったから
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作者名:辰巳 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/toshi6411/
作成日時:2014年10月20日 19時