36.暴露 ページ36
閻魔「いいものじゃないよ?」
A「ホラー映画みたいな感じ?」
閻魔「ホラー…と言えばホラーかな?」
一子「怖いの見るの?」
二子「なら私達も見たい」
閻魔「これはお化けとか出てこないよ?」
一子「音で脅かす系?」
閻魔「痛々しくて、精神的に見てられない系」
二子「バイオハザードみたいなのなら大丈夫」
閻魔「Aちゃんはどう思う?」
A「いやぁ〜東京喰種面白いね。食べて食べられて拷問されて。
pupaはアニメ化するって言うから漫画買ってみたけどあれはないわぁ〜…。
裸で食べ合って変な声出して、無駄にやらしい印象与えただけで。
たいしたひねりもなく5巻であっけなく終わったね。
アニメも見ないで4巻まで買って速攻で売ったね」
閻魔「え…あの…」
一子「5巻は買わなかったの?」
A「結末だけ読んで、なんだこれ。って思ったからもう買わなかった。
1巻立ち読みして"面白くなさそう"って思ってたのに"アニメ化"につられて買った後悔はある」
二子「でも、今は立ち読みできる本屋さん少ないって蓬さんが言ってた」
A「確かに少ない。だからヴィレヴァンでビニールとって1巻丸ごと立ち読みしてる」
一子「そんなことできるの?」
A「うん。ぐるっとまわりにビニール巻いてるだけだから
本を丸めれば簡単に元に戻すことが出来るからね」
閻魔「だいぶ話がそれてるけど、それって犯罪じゃない?」
A「1話試し読みで何がわかるんですか?
出来るならもっと読みたいじゃないですか」
閻魔「じゃぁ漫喫に行けばよくない?」
A「皆が読み回した漫画を読むなんて嫌ですよ」
閻魔「でた!?謎の潔癖症!!?」
A「私の試し読みは1巻だけです。
それ以降が気になるなら新刊で全部買いますよ」
一子「それが何十巻と出てたとしても?」
A「もちろん」
閻魔「誰かが持ってた本だから買わないでしょ?」
A「いえ。作者に敬意をこめて全部新刊で買うんです。
中古で買いそろえるなんて、漫画家を罵倒しています」
一子「東京喰種読んでみたい」
A「良かったら貸しますよ」
閻魔「人に貸すのはいいの?」
A「誰に貸したかはっきりわかってるからいいんです」
閻魔「もう僕はAちゃんの考えについていけないよ…」
A「ただね…金木が拷問されて白髪になるシーン。
あれは『スマグラー』と言う映画のワンシーンに似ていて嫌いです」
2014.9.29
73人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼灯の冷徹」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:辰巳 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/toshi6411/
作成日時:2014年8月5日 15時