19.私が嘘をついたことがある? ページ19
白澤「痛い!?無言で蹴るのやめて!!」
一子「鬼灯様に何したの?」
二子「遊んでくれるって言ってたのに」
白澤「僕は遊んで欲しいなんて言ってないから」
一子「スケコマシのせいで倒れちゃったじゃない」
二子「あと何その服?いつもと違って羨ましい」
白澤「服なら鬼灯に頼めばいいだろ」
一子「…忘れていたのに…」
二子「…私達の黒歴史を…」
白澤「だから無言で叩くのやめて!!」
桃太郎(小さい子の喧嘩って見てて可愛い///)
A「桃太郎さん。ロリコンに目覚めてないで止めてあげて下さい。
私は鬼灯様を支えるので手一杯です」
桃太郎「はっ!!?鬼灯様は大丈夫だから白澤様をいじめないで」
座敷童子は一向に止めようとしないので、白澤様を抱き上げて救出する
白澤「桃タロー君…遅い!!」
ゴンッ
桃太郎「痛っ」
白澤「いっ…たぁ〜ぃ…ぐすっ」
自分で頭突きをしておいて、おでこの目を抑えながら泣くのを我慢している白澤様
桃太郎「俺もうロリコンでいいです。白澤様を俺の理想の嫁に育てます」
突然視界が歪み、背中と頭に痛みを感じる
目の前には上下が反転した世界
天井に立つ皆のその眼は俺を見下すだけでなく、軽蔑している
Aさんの左腕に抱かれた白澤様に至っては、俺の顔すら見てくれない
A「心の声が駄々漏れです。冗談が冗談ですまなくなったご時世です。
発言には十分注意して下さい」
桃太郎「はい…すみませんでした」
「おぎゃぁぁぁ」
桃太郎「金魚草!?」
A「金魚草が鳴くわけないじゃないですか。今のは鬼灯様です」
店のテーブルの上には鬼灯様の着物に身を包んだ鬼の赤ちゃんがいた
一子「これ鬼灯様?」
二子「赤ちゃんになったの?」
白澤「ほっぺぷにぷに。ちょーかわいい///」
一子「ねぇねぇAさん」
A「なんですか?」
一子・二子・白澤「抱っこしていい?」
A「いいですが、鬼灯様は今全裸同然です。着替えてもいいですかね?」
一子・二子「はい」
白澤「うん。僕もこの服飽きた」
A「ならみんなで着替えますか?」
一子「いいの?」
A「はい。何がいいですか?」
一子・二子「お姫様がいい」
A「作ってきますが、奥の部屋では腐海の植物が胞子を飛ばしています。決して入って来てはいけませんよ?」
そう言って自分と鬼灯様にガスマスクをつけて奥の部屋に入っていくAさん
一子・二子「…姫姉様」
誰かこの嘘つきをどうにかして下さい
2014.8.19
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作者名:辰巳 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/toshi6411/
作成日時:2014年8月5日 15時