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『こ、ここはやはり公平にジャンケンにシマセンカ』
「え〜、でもこの前叩いて被ってじゃんけんぽんの時負けてあげたじゃん」
『いや、あの時は神威くんが勝手に…』
「俺が負けなかったらA今頃頭なかったかもネ」
『申し訳ありませんでした、是非存分に調べてつかあさい』
「ウン!」
口ではどうぞ、って言えても身体は本能的に後ろへと下がってしまうもので、近寄られると逃げてしまうのは仕方ないことだと思う。そして下がっていれば壁に背中が着いてしまうのも仕方の無いことだ。
「…壁、ついちゃったネ」
『っ…、神威くん、』
「何処から調べよっかな、」
パチリと瞼が開かれ群青色の瞳が私を見つめてくる。反射的に顔を背ければ、好都合と言わんばかりに私の耳を食んだ。びくっ、と肩の浮いた私を見て味を占めたように輪郭を確かめるように舐る。
『ッひぁ…や、』
「ん、…まずは耳だ」
ピコーん、と壁に丸印が出てくる。正解!と言う看板と共に。態々そんな事しなくてもわかってるっての。と既に回らなくなって来た頭で悪態をつく。
正解したはずなのに扉は出現しない。それに神威くんは、まずは耳と言っていたけど、まさか、あるだけ探すなんて言わないよね。嫌な汗が流れる。恐る恐る神威くんの顔を覗こうと思った時、つぅ、と背中に指が這わされる。
『うぁ…ッ、』
「やっぱりネ、前に反応良かったなって思ってサ」
くるりと身体を百八十度回転させられ神威くんに背を向ける。思わず壁に手を着けば、ぬるり、と背中に生暖かい感覚が走り、小さくリップ音が鳴り、吸い付かれた。
『ッん…ふ、〜〜ッ、』
「っは、背中も感iじちゃうんだ、エッiチ」
『っ、しるか、』
ピコーん、正解!と表示された瞬間に扉が目の前に現れる。覚束無い足で何とか脱出すれば神威くんが私の腕を引き、耳元で小さく囁いた。
「口の中もネ…!」
『!?、そッッ、んなわけ、!』
ない、という言う前に神威くんは私から離れて普段の飄々とした笑顔でまたネ!と消えてしまった。
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トろさん(プロフ) - こいちごさん» かしこまりました! (2023年1月3日 13時) (レス) id: 52ab68bbcb (このIDを非表示/違反報告)
トろさん(プロフ) - 月華姫さん» かしこまりました! (2023年1月3日 13時) (レス) @page32 id: 52ab68bbcb (このIDを非表示/違反報告)
こいちご - 阿伏兎くらいのでTwitterでお願いします!Twitter更新したら教えていただくと助かります💦 (2023年1月3日 9時) (レス) id: 6c6c3f5d98 (このIDを非表示/違反報告)
トろさん(プロフ) - こいちごさん» 甘さ加減によっては占ツクであげられないのですが、鳴かせろシリーズは坂本さんくらいので占ツクにあげます!阿伏兎まで行くとTwitterで公開になるんですが、 (2022年12月26日 9時) (レス) id: 52ab68bbcb (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - こんにちは♪またリク宜しいでしょうか?「高杉と手を繋いだまま幻想的な迷路(ミラー系かイルミネーション系かお任せ)を抜け出さないと出られない」をお願い致します(__)今年もあと少し。新年もよろしくお願いします(__) (2022年12月26日 8時) (レス) id: 8f77e3b2d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トろさん | 作成日時:2022年8月30日 20時