現実 ページ42
『っ…！！』
私の部屋。さっきのは？未来？？夢？？足の感覚はある、じゃあ夢？？今私のいる世界はどっち？？怖い。出たくない、知りたくない。私は、何を、
ばたん、とドアを開ける音が聞こえて顔を上げた。
「どうしたのよ、そんな真っ青な顔して」
『野薔薇ちゃ、』
言い終わるまでに私はベットから飛び降り野薔薇ちゃんに抱きついた。
腕がある。私の足も。ちゃんと着いてる
『伏黒くんは！？真希さんは！？』
「？？は、って何よ、悪い夢でも見た？……A！？」
野薔薇ちゃんの様子と声に思わず座り込んだ。バクバク心臓が動いて、冷たかった指先に血が通って行くような感覚。
『よかっ、』
ぼろぼろ涙が出てきて、そんな私を野薔薇ちゃんはぎょっ、とした様子でしゃがみ込んだ。私が落ち着くように頭を撫でてくれたり、背中をさすってくれたりしてくれたおかげでだいぶ落ち着いてきた。
「もう、怖い夢見て泣くってアンタ何歳よ」
『えへへ〜、ごめんごめん』
着替えて教室に向かう途中五条先生に合った。何かを思い出したような顔をして見つめられたが、顔がいいのでそんなに見つめられたら照れる。
「A、」
『…？』
「……ちょっと来て」
五条先生に腕を引かれ、状況が掴めない私と野薔薇ちゃん。
「ちょっと！？」
・
『…五条先生！？あの、腕！』
割と痛いんですが！！
腕を引かれるがままに連れてこられたのは資料室３、資料室と言っても今ではただの物置部屋滅多に人が来ないので秘密の話をするにはもってこいの場所。
部屋に入って鍵をかけた後も五条先生は何も話さなかった。というかこちらを見向きもしなかった。
『五条先生、連れて来といて……どうしたんですか？』
「思い出したよ。」
『ん？』
「ずっとAをどこかで見たことがあると思ってた。ぽっかり空いた記憶がついさっき戻って来たみたいにね」
何を言っているんだこの三十路。そんなナンパ今どき誰もしないぞ。それともついにボケたか？なんて思いながら首を傾げる。
『ちょっと話の主旨が、』
「やっと今のAに会えたって言えば分かる？」
『……！、記憶、あるんですね』
「ほんっ、とに……、胸糞悪いなぁ、ねぇ」
くしゃり、と目隠しを取って髪をかきあげるその表情に肩が浮く。
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HOA(プロフ) - めっちゃ続き気になります…更新頑張ってください！ (10月2日 21時) (
レス) @page47 id: 8a892d4b08 (このIDを非表示/違反報告)
ぴかそ - はじめまして！めちゃくちゃ面白くて一気読みしちゃいました、、、！！続きめっちゃ気になりすぎて寝られないぐらいです！更新土下座待機してます！頑張ってください応援してますー！！ (2023年3月2日 11時) (レス) @page47 id: 515339af0b (このIDを非表示/違反報告)
すいー - うわぁぁあめっちゃ続き気になるぅwなんかめっちゃ"そうゆうことかー！"ってなりました！(笑)更新頑張ってください！ (2022年12月29日 15時) (レス) @page40 id: 7621d5ed60 (このIDを非表示/違反報告)
トろさん(プロフ) - シルバーさん» ほんとですね！！慌てて作ったので消しわすれました！！教えていただきありがとうございます！！ (2022年7月10日 19時) (レス) id: 52ab68bbcb (このIDを非表示/違反報告)
シルバー(プロフ) - ｵﾘ/ﾌﾗ立ってます。外して下さい。 (2022年7月10日 19時) (レス) id: 4df619e2e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トろさん | 作成日時：2022年7月10日 19時
